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飛んでいくボールは嘘をつかない!?

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  見出しの「飛んでいくボールは嘘をつかない」
という言葉は、タイガー ウッズ選手が大切にしている格言として有名な言葉です。

 今現在、弾道測定器の普及が進んできて、理想の弾道のために、ボール初速、ボールスピン量、クラブフェースの向き、入射角、飛球線に対しての軌道が測定できるようになってきて、自分にとっての理想のクラブを探すためにとても便利になってきました。

 ところが、最新の弾道測定器で理想のゴルフクラブを測定して、バッチリと選んだはずなのにゴルフ場に持って行くと???何故か弾道測定器とは違う球筋になってしまって、理想の球筋は何処かへ消えていってしまう。

 どうしてこんなことが起こってしまうのでしょうか?

 実は、理想の弾道を求めすぎて、飛距離が最高に出る数値にしてしまうと、1900回転から2300回転辺りの少ないスピン量のクラブを選ぶことになるのですが、その少ないスピン量のクラブをゴルフ場に持っていくことじたいが問題なのです。

 ゴルフ場では、一流のプロゴルファーでない限り、練習のときよりヘッドスピードは落ちてしまいます。なので、少なめのスピン量のドライバーを選んでゴルフ場に持っていくと、ヘッドスピードが落ちている分だけさらにスピンが減ってしまって、全く球が上がらなかったり、左の引っかけの大ミスがでるようになるのです。

 やはり、ゴルフクラブを頻繁に買い替えるようなタイプのゴルファーは、飛距離を求める人のほうが多いので、弾道測定器では凄く結果がいいものだからといって購入して、本番コースでは全く打てず、直ぐに中古ショップやインターネットオークションで売却する人が多いのです。

 新製品が出ると、直ぐに中古ショップやインターネットオークションでその新製品が出品されるのはそのためなのですね。

 実は私は、実際の実物を目で見て、構えてみて、打ってみてでないと、購入しないタイプなので、新製品が出ても、できるだけインターネットでは買わないようにしています。

 去年なんて、同じドライバーのヘッドを3つも買って、その中から選んだのに結局良いものをみつけられなかったこともありました。
 実際、ドライバーのロフトやフェースの上下左右の立体的な向きは0.1度から0.5度は普通に向きが違っているので、同じヘッドのドライバーでも、個体差で違うドライバーということは、意外と知られていません。打感や音も微妙に違います。
飛び出すボールの出玉は絶対に個体差があることは間違いありません。

 だから、プロゴルファーや上級者はいくら弾道測定器で良い結果が出たとしても、本番コースで打ってみないと、本当の良さが分からないので、結局は自分のフィーリングや自分の目でみた飛んでいくボールの弾道で最終決断をしていくのです。

 去年、私もたくさんのドライバーを何十本と、ゴルフ場に持っていったのですが、本当に良いなと思えるドライバーは少しだけでした。

 やっぱり、弾道測定器と本番コースでは、何か少し違っているので、私は「飛んでいくボールは嘘をつかない」ということを大切にして、自分の感覚を大切にするようにしています。

 ある条件を満たすと物凄い飛んでいく。

でも、少しでもクラブ軌道や、タイミングがズレたりしたら、大きく曲がる、距離が落ちる、、、

 弾道測定器の理想の結果で選んでも現実のコースでは、同じスイングで同じタイミングで同じヘッドスピードでは全て振れません。一流選手を除いては、、

 皆さんも、クラブを選ぶ際は、
緊張してヘッドスピードが落ちてしまう1番ホールで打ちやすいこと、
体調が良くなくてもある程度安定していること、
ゴルフ場の後半で足が疲れたなかで打ちやすいことなど、
できるだけコースで気持ちいいと思えるクラブを選ぶようにすることをおすすめします。

 私はプロゴルファーなので4つの観点で、買い分けています。

 1つ目は、競技ゴルフとしてコントロールできて、振っていて気持ちのいいクラブ。これがエースのクラブになります。私のエースのクラブは2本あるのですが、数年前のドライバーのもので、最新モデルではありません。

 2つ目は、ドラコンの一発を求めたクラブ。これは最新モデルになればなるほどスピン量は減りやすいので、一発だけでも飛ばしたい、夢のロマン砲を打ちたいという観点で選ぶクラブです。いわゆる遊びのクラブですね。体調がバッチリの時にしか真っ直ぐ飛びません。

 3つ目は、時代の流れを感じ続けるために、とりあえず新製品を無理やり入手して、とにかく使ってみるという、インプレション用のクラブ。これは、プロゴルファーとしての仕事として無理やり購入するので、一般の人ではなかなかできることではありません。めちゃくちゃお金がかかります。

 4つ目は、過去の打ったことのないモデルの中から、名作を探し出せたクラブ。これは、私の趣味で、打感や打音が気持ちよくて、飛距離が出なくてもコントロール性が高ければ購入します。 芯に当たればけっこうむかしのクラブでも300ヤード飛ぶので、昔の名作クラブは、自分に合わない最新モデルよりも実際、飛びます。


 こういうことを、何年もずっと続けているのですが、私は結局は、
こう思います。

 まずは、スイングの基礎を身につけるまでは本当のクラブ選びはできない。スイングの軌道が良くないのに、芯に当たらないのに、クラブの良さなんて分かるわけないのです。

 もちろん、自分の力量にあったスペックのクラブで練習するべきですが、最新モデルである必要はありません。

 10年前、20年前のクラブで、その当時バープレーでプレーする人はいたのですから、やはり、まずは腕を磨くこと。

 ある程度いいスコアでプレーできるようになれば、趣味として、気分転換としてクラブを買い替えることはもちろん楽しんで欲しいと私は思います。

 ドラコン用のドライバーは、スイングも体調も絶好調のときだけしか使わないので弾道測定器で測定して選びますが、
本当にいいクラブを選ぶためには、自分で打感と打音を感じて、自分のイメージした球筋と実際の球筋が重なって、振って素直に気持ちのいいクラブを、私は大切にして選ぶようにしています。

 飛んでいくボールを自分で見て、それを大切にすること。

 弾道測定器に頼りすぎると、本当に大切なことを見失ってしまうこともあるということを知っておかなくてはいけません。

 スピン量が、ボールスピードが、入射角が、クラブパスがどうなっているかを知ったところで、スイングやアドレスやグリップ、そしてスイングのイメージを変えなければ根本的に改善できることは限られています。

 飛んでいくボールは嘘をつかない。

 また、飛んでいくボールに対して、どのように判断して、飛んでいくボールを具体的に変化をつけるためには!?ということを、別のブログのテーマで書いてみようと思います。

 ずっと同じミスの、同じ方向にしか飛んでいかない!?

 そんなの、クラブを変えなくったて、スイングの意識を変えたり、物理的なフェースの向き、スピンのかかり方、ボールの曲がり方に対して、変化をさせれば、改善できるに決まっています。

 改善できるに決まっているからこそ、私はゴルフのコーチとして確実に人のスイングを良い方に修整できるのです。

 飛んでいくボールは嘘をつかない。この言葉は、私にとって、本当に為になった、大切な言葉です。

 ゴルフのスイングを改善するなんてとても簡単。

私はゴルフレッスンにはとても自信を持っています。

何故なら飛んでいくボールは嘘をつかないからです。

 飛んでいくボールに誠実になれば、スイングの真理は確実に見えてくるのです。
 
2023年01月28日 21:46

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