プロゴルファーが壊れたスイングを治すための工程!?part2
間違えた練習をし過ぎて、スイングも体もバランスが壊れてしまった場合どうすればいいのでしょうか?
悪くなってしまったスイングを、何も考えず、とりあえずボールを打ちながら修整することは危険です。
もっとバランスが悪くなったり、悪い動きが固定されてしまうおそれがあります。
前回の回でお話しした通り、わざとスイングの調子を崩すために、私はドライバーだけをウォーミングアップもしないで全力で沢山打って、スイングのバランスを壊して、体中も痛くなり最悪の状態になったわけですが、どこからどうやって治していくのか?具体的に書き記していこうと思います。
では、スイングの調子が悪くなったときはどうすればいいのか?
私が、まず最初にすることは、どのようにスイングのバランスが壊れているか?、体のどこが疲れているのか?をしっかりと把握することです。
状況を把握していないのに、とりあえず普通に練習するということは絶対にしません。
何故なら、練習することでもっとバランスが悪くなったり、体の怪我を悪化することは一番してはいけないからです。
練習をして悪化するぐらいなら練習しないほうがましです。でもやっぱり練習をしないというわけにはいきません。
私がスイングの調子が悪くなった時に、自分で大切にしていることは、スイングよりも、まずは体調を整えること。
疲れや、怪我を治さずにスイングのどこが崩れたのかを分析することはできません。
体中の骨格筋の数は約400個。
ゴルフというスポーツが難しいのは、この400個の筋肉を、
飛距離を出すために使い、
柔らかく同じリズムで動くために使い、
パターやアプローチ等の小さな動きを精密に動かすために使うので、
全てのスポーツのなかで最も練習が複雑なのがゴルフなのです。パワフルだけではダメで、繊細な動きのほうが大切、それがゴルフ。
ゴルフが上達するために練習をしたとしても、怪我をしていたり、体が疲れすぎていたりした中で、練習するとスイングフォームが歪んでしまいます。
もちろん、ベストコンディションでいつも練習できるわけではないので、少しの怪我や、少しの疲れでも何か簡単な練習はしなくてはいけませんので、怪我をひどくしないような、フォームを崩さない程度の練習はしなくてはいけません。
体が痛いから、体が疲れているから1週間何もしないというのは、ただの「おさぼりさん」になってしまいます。
少しクラブを握ったり、アプローチや、パターの練習、ウォーキングなどほ軽い運動ができるのなら、したほうが上達にプラスになることは当たり前です。練習はしなくても、何かはしていなくてはいけません。
余談ですが、怪我をしたときの練習と同じぐらいスイングを壊してしまうのが、ゴルフに必要のない筋肉をつけることです。
必要のない筋肉をつけたり、関節の可動域が狭くなるムキムキになるトレーニングをしてしまうと、ゴルフの調子を崩してしまうことになります。
間違えたトレーニングをして選手生命が途絶えてしまったプロゴルファーは数しれずで、とにかく筋肉をつければいいと思っている人は気をつけてください。
400個の筋肉の中で、鍛えやすい大きな筋肉を5個、10個の筋肉を肥大させたとしても焼け石に水です。かえって柔らかい動きができなくなったり、アプローチやパターが下手になってしまいます。アプローチやパターが苦手な人は特に、筋肉を訳もなくつけることは悪循環になってしまいます。
無闇矢鱈にドライバーを振って体が疲れたり、怪我をしてしまったのなら、400個の筋肉の中で、色々な筋肉が疲れていたり、怪我をしてしまっている訳ですが、体を休めることが一番です。
そしてその休んでいる時の食べ物はもっと大切。
タンパク質を多めに、バランス良く食事を取る。
体を休めて、バランスのいい食事を2、3日心がける。スポーツにおいて食事はひょっとすると一番大切なのかもしれません。バランスの良い食事をしていないから怪我をすると考えることもできてしまうからです。
そして、先に書いた通り、400個の筋肉のバランスが壊れないような軽い素振りや、アプローチの練習は休めている最中で行わなければいけません。
私の場合は、時間があったので10キロぐらいの距離を大股で早足で歩いたり、部屋で軽い素振りをしながら、3日間練習はあえてしないようにして、体の回復を待つことにしました。400個の筋肉の中でどこが疲れているのかを全て自分では分かりませんので、ここは回復するしか待つしかありません。
ある程度回復した後にすること、それは、、、
→→つづく←←
2023年01月16日 06:20