アプローチは何故?飛距離より多くを語られないのか?part3
どうでしょうか?
誰でも寄せられるようになるアプローチのレッスン書や、ユーチューブレッスンを見たことありますか?
ちなみに私は見たことはありません。
誰でも寄せられるアプローチをひとくくりにしてレッスンすることなんてありえませんし、アプローチなんていうのはコツの世界なので、コツを教えるなんていうのは実際問題として直接教えるしかないのです。
私はプロコーチなので、プロゴルファーにもアプローチやパターをレッスンすることができます。
このプロはこういうスイングをするからこういうアプローチの練習ドリルをさせよう、このプロは癖が強いからこっちの練習ドリルといったように全く違うレッスン内容になります。そのプロゴルファーのプレースタイルや骨格体型によってアプローチのレッスンの内容は違うに決まっているのです。
ましてや、プロゴルファーでもアプローチイップスになってしまっている人が思ったより多いという事実もあるわけで、本当に誰でも寄せられるようになるアプローチレッスンがあるのなら、プロゴルファーがイップスになるわけありませんよね。
もし私がユーチューブでアプローチレッスンをするとするならば、腕前のレベル別、スイングのタイプ、コースマネジメントのタイプ、性格、骨格に応じて分けて放映することになると思います。
んーー。週に1回放映したとしてアプローチレッスンだけでも数年間制作期間が、かかってしまうことになるでしょう。
そのなかから、色々な人が、自分にとってあったことを探し出すことはできるのでしょうか?
分かりましたか?そうです自分にとってあったことを見つけるということはゴルフだけでなく、どんなジャンルでも簡単ではありません。
絶対に儲かる美味しいビジネスの話を見つける?
行列ができるような味付けの料理のレシピを見つける?
それと同じように、絶対によるアプローチの方法を見つける?
もし見つけられたなら、よほどのセンスがある人だと思いませんか?そんなセンスがあれば誰だって悩みません。
アプローチを私が色々なレベルの人にレッスンしていて良く思うことがあります。
それは実戦で使える生きたコツを教えるのは本当に手間がかかる、ということです。
どれだけコースをプレーしても状況によってはアプローチを寄せ切れない、そんな上級者が多くいて、そういう上級者がアプローチのレッスンに来ている。それを解決するために新たに努力し直さなくてはいけません。コースで寄せやすい!!というアプローチの練習は手間がかかります。
では、皆さんボールを3つ用意してください。
その3つのボールを10秒間お手玉して落とさないように練習してみてください。
お手玉のやり方は、インターネットで調べてみても、人から聞いても構いません。
とにかく、10秒間3つのボールを落とさないでお手玉をできるようにしてみてください。
→→つづく←←
2022年11月21日 16:33