ヘッドスピードを上げなくても飛距離アップはできるのか!?part5
飛んでいくボールとスイング軌道が基礎からきちんと噛み合わさって作られていて、そこからヘッドスピードを上げないと、意味のあるヘッドスピードにはなりません。
下半身のフットワークから作り出した巨大なエネルギーを使ってヘッドスピードを上げていかなくては、ヘッドスピードに比例してボールは飛んでいかないですし、
また、ボールは飛ばせるけど18ホールをコントロールすることができないのなら、そのヘッドスピードは意味が無いヘッドスピードとなってしまう。
そうです、、ヘッドスピードには、意味のあるヘッドスピードと、意味のないヘッドスピードがある。
この現実に、そろそろ私達、全てのゴルファー達が気がついて、受け入れなくてはいけないと強く思うようになってきました。
この意味のあるヘッドスピードと、意味のないヘッドスピードについてあまり触れられて来なかったのは、、ヘッドスピードが速い人がドライバーを多く買い換えるという実情があったからです。
「私はヘッドスピードがあるから、新しいモデルのドライバーにするともっと飛ぶかもしれないよね。だから試してみたいから買ってくよ」
それに対して、
「私はヘッドスピードが無いから何を打っても変わらない気がする。スイングがよくなるまでクラブの購入は保留にします」
どうでしょうか?なんかこういうゴルフクラブの市場の構図があるということが、言われてみるとそうだなと思う人もいるのではないでしょうか?
そんななかで、「ヘッドスピードがあっても、あなたのヘッドスピードは、意味の無いヘッドスピードだから、新しいドライバーに変えてもコースでは飛ばないですよ」って販売員は言えるわけありませんよね。もしそう言っていたのなら、売上げは少なくなって、お店は潰れてしまいます。
例えば、服屋さんの店員さんがお客さんに「お金は用意してあるからこの服をちょうだい」と言われて、「いくらお金があっても似合っていないし着こなしてない。そんな服どこに着ていくのですか?」と言う、服屋さんの店員さんはいるのでしょうか?
でも、服のデザイナーがその場所にいたとしたら、そのきつい爆弾発言をしたとしても、ある意味では通用します。デザイナーはきちんとしたコンセプトを持っているので、コンセプトに合わないのなら違うと言えるからです。
私のテザインした服に似合うように、トレーニングや食生活を改善する努力をして欲しい。
ファッションショーでは、デザイナーのイメージに似合う人を選んで服を着せて、服のお披露目をするのですから。
私はプロコーチであり、スイングのデザイナーなので、あえて意味のあるヘッドスピードと、意味の無いヘッドスピードがあるということを、プロコーチの立場で唱えていかないといけないと思っています。
ゴルフクラブを作っていく側の人間
VS
スイングを作っていく側の人間
ゴルフクラブを作っている側は、スイングに合わせてゴルフクラブを選べばいいと言う。
スイングを作っていく側は、スイングがある程度できていなければゴルフクラブは選べないと言う。
もちろんそんな白黒ハッキリとつけられるものではありません。なぜなら、アマチュアゴルファーは練習量もトレーニング量も少ないので、理想ばかりを言っていても、つまらないからです。
アマチュアゴルファーはゴルフは趣味だから、どう楽しもうと自由です。
でも、私はスイングを作る側の人間なので、ある程度きちんとスイングを作っていなくて、そこまで努力していないのに、ゴルフクラブを替えても仕方がないとスイングコーチの立場としては言ってもいいのです。
もちろん、ゴルフクラブを変えたら凄く良くなったという人も多くいます。でも、よくよく観てみるとそういう人達は、とても練習して努力している人達です。
そういう人達でもやっぱり、プロゴルファーの球筋に憧れている。自分のスイングが好きでは無い、、
自分のスイングでクラブの性能を100%引き出すことはできないことへ、悔しさを覚える。
また、凄く昔のクラブを使っていたり、あまりにも自分の力量とかけ離れているクラブセッティングであるなら、今すぐにでも変えるべきです。自分にあったクラブで練習しなくては上達はしませんので、そこの初期投資はケチってはいけません。
ヘッドスピードが上がらない!!ヘッドスピードを上げたら飛距離がでる!!と思って練習していたとしても、
きちんとした、意味のあるヘッドスピードを身に着けていかなければ、意味は無いということを深く知っておく必要があります。
ヘッドスピードは飛距離を伸ばしていく上では絶対ではない。
それよりも大切なもの。
それがミート率と、、インパクト後にボールがフェースに当たっている時間なのですが、、
その話を進めていくことにします。
何故、女子プロゴルファーがヘッドスピードが速く無くても飛ぶのか?その理由を説明していきます。
→→つづく←←
2022年10月24日 04:20