ヘッドスピードを上げなくても飛距離アップはできるのか!?part2
その答えは、
できるけど手間がかかる。
というのが私の考えです。
まず、1流のプロゴルファーは別として、ゴルフクラブの性能を極限まで引き出せているゴルファーはいるのでしょうか?
ということを、考えてみてください。
活躍している女子プロゴルファー達がヘッドスピード40m/sから43m/sで飛距離をコースで230ヤード飛ばしでいることに対して、切実に考えてみたことはありますか?
37m/sの人は、40m/sで230ヤード飛ばしすことに対して計算してみると、
212ヤード飛ばせる計算になります。
逆に、ヘッドスピード43m/sがあってもコースでは、230ヤードは飛ばせないという人はどうなのでしょうか?スイングの効率が悪かったり、クラブの性能を使い切れていないということになりますね。
実際、練習場ではなくコースで飛ばすことの難しさは、ゴルフをやればやるほど実感するようになります。
スイングの効率や、クラブの性能を使い切れていないのに、闇雲にヘッドスピードを上げたとしても、効率の悪さを残したままになるので、ヘッドスピードを上げてもあまり飛距離は伸びません。
私のレッスンを受けたことがある人は皆さん分かるかと思いますが、軽く振っているように見えても飛距離が出る打ち方があります。
女子プロゴルフの試合を観てください。あの女子プロのスイングです。
私は女子プロゴルファーに、軽く打って見せて説明しながらレッスンすることもしていますので、
私も軽く振って飛距離を出すことができます。
女子プロだけではなく、アマチュアゴルファーのレッスン中に、レッスンを受けている本人のクラブで、本人と同じヘッドスピードでデモンストレーションで打ってみせるのですが、すーっとボールが伸びるように飛んでいくことに対して、ほとんどの人が不思議がります。
本当は効率よく振れるようになれば、楽に振ってもボールは飛んでいくことを知らない人がとても多くいる。ほとんどの人が、その楽なスイングを知らない、、
何故なのか?
それはプロゴルファーが楽に飛ばせるのは、スイングの基礎の素養の質で飛ばすからです。私はプロゴルファーですから、基礎練習は沢山してきました。その質の高い基礎練習の積み重ねで、スイングの効率が上がり、クラブの性能を引き出すことができるようになったのです。
その質の高い基礎練習を、私のレッスンでは重要視しています。というよりも、基礎練習がきちんとできていないのに応用なんてあるわけないのです。基礎から応用なんていうのは、ゴルフに限らずどんなことでも当たり前の話ですよね。
クラブの性能を活かしきれていないゴルファーだったとしたら、 ヘッドスピードを上げなくても、基礎の素養を高めるだけで飛距離は確実に伸びます。
その内容はレッスンで直接でないと説明しきれないので、ここではあまり話せませんが、脚の使い方、骨盤と股関節の使い方、体感の回転の仕方、そのその時にどのように体重が移動しているのか?
をみっちりと、手取り足取り、打って見せて、真似してもらって、細かくニュアンスを補正して、数ヶ月練習してもらうと、如何に基礎練習が大切なのかを、インパクトの音、打感、ボールの飛び方の変化で理解していくことになるのです。
下半身、骨盤、股関節の動かし方という基礎の素養を高めないと、どんな練習ドリルも意味は薄くなります。
ある程度基礎の素養を高めて、軽く打っても飛ばせるようにならないと、応用のドリルなんて理解できるわけはありません。
だから、誰かのユーチューブレッスンを見様見真似で練習してみてたとしても、基礎の素養が身についていなければ上達しないわけですね。
また、できているのかどうか?合っているのかも分からない。そして基礎練習もしていない。
こういうことに対して、どう思いますか?
だからこそ、一番最初に覚えないといけないこと、一番手間をかけなくてはいけないこと、それが基礎の素養を高めること。
ヘッドスピードを高めなくても飛距離が出すためには、基礎の素養を高める練習をすること。
効率が上がって飛距離がでるようになります。
私のレッスンの経験では、本当に努力して4ヶ月から1年は本当の基礎を理解するためにはかかると実感しています。
上級者になっても結局は基礎の素養を見直すことから始める。それが本当の本当のレッスンなのだと私は思います。初心者もプロゴルファーも基礎は大切です。
自己流で一生懸命練習してきた人が基礎の素養を高めるためにはどうすればいいのか?
それは、基礎が身についていて楽にパープレーでプレーする上手なゴルファーといつも一緒に練習するか、プロコーチのレッスンを受けるしかありません。生きた動きを見て、肌で感じて、リアルタイムに理解していくこと。やっぱり、きちんとしたことをやらなければ、きちんとはなりませんよね。一度身についた癖を、独りで修整することは不可能です。癖がついたまま色々試していくことは本当に危険です。
いやいや、癖を楽しみたいし、その癖の飛距離で私は楽しいんだ!という人はそれでいいと思います。でも、上達が止まってしまって、やっぱり上手くなりたいという人は自己流では駄目です。大切な基礎を磨かなくては上達するなんてあるわけないでのですから。
ということで、ヘッドスピードを上げなくても飛距離が伸ばせるのか?ということに関しては、基礎の素養を高めることで可能だということは、理解できたでしょうか?
では、練習場では飛ばせるけどゴルフ場に行くと飛ばなくなる人、ゴルフ場でヘッドスピードが出なくなってしまう人はどうすればいいのかを次にお話ししていくことにします。
もっと筋トレして、もっとヘッドスピードをあげる?という単純な話しではありません。練習場では飛ばせるのに、ゴルフ場で飛ばせないのは、、
何故なのでしょう?
ゴルフクラブを買い替えてもゴルフ場にいくと結局飛距離が変わらない人はなにが足りないのでしょうか?
2022年10月09日 02:35