ドライバーの距離を出せる人と出せない人!?part8
必ず、毎週ゴルフに行っている人の飛距離アップの練習をしてもいい条件は?なんなのでしょうか?
毎週ゴルフ場に行っている人は、本番ゴルフ場で練習しているのですから、自分の課題が常に浮き彫りになって、自分の足りない所が分かるようになります。
それに対して練習していれば本来は必ず上達していくことになるはずですが、もし上達していないのであれば、それはゴルフ場のプレーの分析ができていないことになります。
ここで3タイプに分かれることになります。
ただ何も考えずに、ただひたすらにプレーしていて全くスコアが変わらないタイプ。
ある程度分析できていて、自分の体力、骨格、目標にたいして、ポテンシャルを発揮しきれているが頭打ちになっているタイプ。
データに基づいて練習できていて、これからまだ実力が伸びていくタイプ。
毎週ラウンドしている人は、この3つのタイプのどれかに当てはまることになり、考え方もより多岐にわたり、複雑になっていきます。
ゴルフを健康の運動と考えていてスコアを良くすることではなく、歩くことを目的としている人。
大体自分のポテンシャルを発揮していて、自分の納得するスコアがでていてそれを維持することを楽しんでいる人。
スコアをもっと良くしたくて沢山練習しているのに自分の目標スコアに対して全然達成できていない人。
プロゴルファーのようにパープレーが出ていて、大きな大会にも出場していて、
自分の可能性を信じて、
自分の限界を超えるべく技術を正しく研鑽できている人。
本来、ゴルフの楽しみ方や、上達していくスピードは人それぞれです。
それに対して、正しく練習して、ゴルフ場をプレーしている人はどれぐらいいるのでしょうか?
そして、そういうことに対して飛距離アップの練習をどのように取り入れて練習していくのか?
ここで、このテーマの落ちを話すことにします。
実は、飛距離アップをしたい!と強く言っている人はラウンド数が少ない人のほうが多く、
ラウンド数が多い人は、傾斜からの対処、アプローチを寄せたい、パターの実力を上げたい、メンタルを強くしたい、コースマネージメントを理解して確率を操れるようになりたい、
など、飛距離アップをしたいという人が少ないのです。
なぜなら、毎週ラウンドしているので、飛距離アップをして大きく曲がるようなミスショットは絶対にしたくないに決まっていますし、パーが取れているのなら、飛距離ではなく、より確率の良い安定ショットを求めるからです。
逆に、闇雲に飛距離アップをしたいと言っている人は、現実ではなく夢の中で練習してしまっているので、ビッグドライブが18ホール中14ホール全部してみたいと考えて練習してしまっています。
14ホール全部ナイスショットすることは、、、無いのに、、、
ゴルフは体を鍛え上げない限り、足が疲れてしまって後半にビッグドライブショットをすることはほぼ不可能なのに、
ラウンド数が少ないゴルファーほど、
練習場で、足が疲れてしまったら打てない、練習場でしか打てない飛距離アップの練習をしてしまっているのです。
練習場で、良いスコアが出ていないのにドライバーばかり全力で練習している人はラウンド数が少ないんだろうな、と私は最初に思ってしまいます。
なぜなら、毎週ラウンドしている人はラウンドでミスしたこと、ラウンドで良いスコアを出すために、多角的に練習しているからです。3パットしてしまったのなら、まずは3パットをしないための練習をする。アプローチが寄っていないのなら、フルショットなんかしないでアプローチの調整をする。
バンカーが出なかったらバンカーの練習をする。
こういう当たり前のことができなくなるのはなぜなのしょうか?
ゴルフ場は、
傾斜がある、打ってから次まで直ぐに打てない、アプローチがある、パターがある、バンカーがある。
練習場は、フラットな所からひたすらに打つだけ。
ゴルフ場で練習していればバランス良く練習できる。いや、結果的にバランス練習させられる。
練習場では夢を見て偏った練習をしてしまう。
これが数年続いたらどうなるのでしょうか?
実力の差は大きくかけ離れることになります。
私は良く学生の部活に例えることをしますが、強豪校の部活はバランス良く練習して、試合に向けて実のある時間を過ごす。
指導者がいなくて放課後に自主練を3年間する部活の子は、試合に出たとしても訓練されている強豪校の子には勝てない。
それと今私が話している、コースをたくさん行ってバランス良く練習している人、フラットな練習場だけで練習している人と、同じことになるとは思いませんか?
強豪校の部活の子が試合でできないような練習をすることがあるのでしょうか?
逆に、実力が出し切れていて、良くトレーニングして体のケアもできていて、試合でも成績が出ている。
そういう状況、状態なら飛距離アップの練習はしても良いという感じになります。
もともと私は、強豪校のゴルフ部の子達もコーチするコーチなので、そういう子達に飛距離アップの練習をさせるとするならば、細心の注意を払って、下手にならないように気をつけながらさせています。
話をまとめると、毎週コースでプレーしているのなら、飛距離アップの練習をするかどうかなんていうのは、正しくスコアデータに対して分析できていれば自然と、必要なタイミングで、気をつけながら練習できていなければいけません。
スコアが悪ければ、アプローチとパターを練習すればいいだけですし、
もっと言うと、体のトレーニングをして体のバランスが良い状態を作れていなければ、飛距離アップの練習はスイングを壊してしまうだけですし、トレーニングをしていない人は、飛距離アップの練習で歪んでしまって怪我をするだけです。怪我を残したまま更に飛距離アップの練習をしてさらに歪める。この負のスパイラルになってしまっているゴルファーが如何に多いことか、、
プロゴルファーはまずは体のコンディション。
その後にスコアメーク。
そして余裕があれば気をつけながら飛距離アップの練習をする。
このことをアマチュアの皆さんは、深く理解しておく必要があります。
このブログの題目である、飛距離を出せる人と出せない人というのは、実は言葉が足りないことに気がついた人はアッパレです。
やることをやっていて結果が安定している人が、飛距離アップの練習をしたときに、飛距離を出せる人と出せない人と、いうのが正しい題目になるわけです。
そして、この答えは?
ラウンド数が多くて、バランス良く練習が出来ていて、スコアも安定しているのに飛距離が伸びないのならば、、、
飛距離の筋肉がつくような練習やトレーニングを、日々の練習のなかで取り入れることができていないだけ、、ということになります。
上級者でスコアが良くてレッスンに来る人は、飛距離アップをするための体作りをしていないで、アプローチとパターの練習をたくさんしてきた人がほとんどです。飛距離アップは別に興味は無いけど、コーチが必要だと言うのならば、あえてします。でも、スコアが悪くならないような飛距離アップの練習はさせないで欲しい。
スコアが良い上級者のほとんどがこんな感じなのです。
ラウンド数が少なくて、バランス良く練習が出来ていなくて、スコアが悪い。
それなのに、飛距離アップの練習をひたすらにしているのなら、スコアが良くなることは無いのかもしれません。
飛んで曲がらないドライバーショット。
やることをやって、段階を得て結果を出し、経験を積んで初めて、飛んで曲がらないドライバーショットにチャレンジすることになるのです。
毎週ラウンドしている人は、間違えた練習をしていればスコアが悪いだけなので、間違えている練習は直ぐに辞めて、コースで活きる練習を探そうとします。
そんななかで、飛距離アップの練習を取り組むことは、コースでの経験が多い人がほど気をつけながら練習することになります。
飛距離アップするということは、本当にとても難しいことだということを再確認していただきたい為に、今回のテーマを書いてみました。
ラウンド数、練習量、体力に応じて、気をつけて飛距離アップの練習をするようにしてください。
飛距離アップはハイリスクハイリターン。
この言葉の一言で説明することができる。
本当に上手に成りたいですか?
質の高い練習ができるようにならなければ、上達はできないに決まっているとは思いませんか?
あなたが普段の生活のなかで結果を求めてリスクの高いことをしようとするときにノープランでやりますか?
先が見通せている中で、下準備をしっかりして、全身全霊で努力して初めて成功するかもしれないハイリスクなこと。それが飛距離アップ。
楽して結果を出したい、楽して大儲けしたい。
そんなこと楽してできるのでしょうか?
経験をある程度してきたゴルファーは、努力を相当しないと飛距離アップは成功しません。
楽して飛距離アップなんてあるわけないのです。
でも、飛距離がなくても上手になれる。
それがゴルフです。
それでも飛距離アップがしたいのなら、、、
→→おわり←←
2022年09月07日 06:36