2022年 全英オープン 最終日
2022年の全英オープンゴルフはパターの名手キャメロン スミス選手が優勝しました。
3メーターから5メーターのパットを落ち着いて楽に入れてしまうキャメロン スミス選手は感性がとても豊かで、パターが上手なことがゴルフにおいては一番有利だということを今回の全英オープンゴルフの優勝で教えてくれました。
アマチュアの皆さんもいかにプロゴルファーというのは、ロングパットが上手なのか?ロングパットというのはこれほどまでに研ぎ澄ますことができるということを学んで、もっとロングパットの練習をすれば良いスコアになることを理解していただけたらと思います。
プロゴルファーとアマチュアゴルファーとの練習量が一番違うのはロングパットの練習量なのですが、ロングパットの練習方法はゴルフ場で練習するしかないので、ラウンド数を多くできない人は、早くゴルフ場に行くようにして20分は練習するといいでしょう。
パターの練習量が少ないのに、スイングで悩んでいるのは如何に馬鹿らしいことなのか?それに気づかせてくれるのが全英オープンゴルフなのですね。
パターというのはタッチが全てで、言葉に表せないような柔らかいタッチというのは、一流の演奏奏者が楽器を奏でることと同じです。
パターは楽器。楽器の音をどのように奏でるのか?と考えられるようになればパターの名手になれることでしょう。
私のラウンドレッスンを受けたことがある人は、如何に柔らかくパターを打つことが大切なのかは、実感しているはずです。
マキロイ選手を応援してした人はとても多かったでしょうし、私もそうでした。マキロイ選手はとてもスイングが綺麗で、飛ばすことにかけては群を抜いていますが、やはり彼に足りないのはパターをねじ込むための何か?なのです。
その何か?を見つけることは人間の人智を超えたことで、最後の最後は感性が豊かか?その感性を豊かにするためにはと考えると、普段の心がけとプライベートの過ごし方から関係しているのだと、私は考えています。
風のないセントアンドリュースを観戦できたことは、ある意味貴重でしたね。
そして日本プロゴルファー達が如何に、ショット、アプローチ、パターのレベルが足りないのかを思い知らされ、結局は難しい世界中のゴルフコースで揉まれないとその差は埋まりないことを知らしめられました。
日本のコースは難しいといっても、やはり世界の難コースと比べて単調で、やはりパーが取りやすい。
それを補うために日本のジュニアゴルファー達は、7000ヤードのコースをドライバーを使わず、クラブを半分にしてプレーして、パープレーでまわれるような練習をしなくてはいけません。日本のコースは簡単すぎるのです。
私がメジャー大会を観戦するたびに思うことは、日本のゴルフのレベルの低さをどうしたら改善できるのか?なのですが、それを解決するためには一筋縄では行かない所業となることを私は知っています。
世界の一流選手はすごいね、と私は簡単にコーチとして思いたくありません。
どうしたら世界のレベルに追いつけるのか?
これからもそのことを諦めずに研究しつづける覚悟は私には既にあるのです。
絶対にコーチとして諦めはしません。
スイング理論だけではない何か?
ゴルフは五感をフルに鍛えあげなくてはいけないスポーツだということを、それをどのように育むのかを、そのためのプログラムを考え続ける、それが私の仕事なのです。
いい練習をすること。
それが全てです。
2022年07月18日 02:35