ゴルフ場での傾斜地から上手に打てないのは何故?part6
はい、ではいよいよゴルフ経験は積んできて、練習場ではある程度打てるし、ゴルフクラブの素振りも速く振れる。でも傾斜地から苦手な人の話に移ります。
そんな傾斜地から打つのが苦手な人に対して、コースレッスンをしてきて思うこと。
それは、
打つ前から間違えてしまっている、、、
そして、傾斜地のための練習が上手にできていない。
です。
このことを、本当に今回書くかどうか悩んだのですが、こういうことを解決しないかぎり、練習場で練習していても仕方がないのではないか?と言えてしまうぐらいのことなので、書くことにしました。
既に男性で7000ヤードのバックティーでスコア80、女性でレディースティーで85を切ったことがある上級者ゴルファーは、パーやバーディを取るべくショットの精度を上げるための練習場での練習は必要です。
毎日ゴルフクラブを触るぐらいでないと上級者のレベルを維持することはできません。
もちろんそんな上級者でも苦手な傾斜地はあったりするのですが、苦手なりになんとかしています。そのことを解決するためにはその人のスイングのタイプによって違ってくるので、上級者への傾斜地からのレッスンはコーチとしての経験値がとても必要となります。
それに対して、傾斜地からチョロ、ひっかけ、シャンクをしてしまっているのに、最新理論のスイングだ、飛距離アップだ、と練習していても、傾斜地から大きなミスをした瞬間にその日は終了となってしまいます。ミスをした瞬間にグタグタになって、練習してきたことが吹っ飛ぶわけです。
いつも傾斜地からダブルボギーよりも悪いスコアを打っているのに、次の日になるとケロっと忘れて練習場でフラットな場所でしか打てないスイングのことを練習してしまう。
なぜ、ゴルフ場でしたミスの反省をしないのでしょうか?せっかく、自分のウィークポイントが見つかったのに。
私なら、傾斜地からミスしたのなら、できるだけ早くゴルフ場の予約を入れて、そのミスした傾斜地からリベンジしなくては、練習場で普通のスイングを練習する気はおこりません。そのミスが悔しいのなら、それを解決するには同じ状況で打ちやすくならなくては、その悔しさのシコリはとれません。
私はプロになるまでは、スイングよりも、まずはミスしてもパーをとることを最優先にしてきました。
ゴルフ場へなかなか行けないのなら、そのミスした傾斜地のことを思い浮かべて、あれやこれやと対策する練習をするべきです。
でも、何故か?傾斜地からミスしているのに、傾斜地とは関係の無いスイング作りをしてしまっているのはどうしてなのでしょうか?
それは、やはり本当の現実と向き合うことは忍耐力と精神力がいるので、自分の得意なやりやすいことを無意識にしてしまうからなのです。でも我慢して訓練されていなのなら人は楽な方へ流れていく。それが人の習性です。人は教育されて、訓練されて初めてウィークポイントと向き合う精神力を身につけるのです。
ジュニアレッスンを私がしてきて、本当に大切だと思うことは自分の弱さと向き合うことを自分から進んで行えるようにすることです。
ミスをすると、ミスのことに向き合わせると、最初はふてくされたり、泣いたりしますが、多くのコミュニケーションをとって忍耐力と精神力をつけさせるのです。
ジュニアの子たちに傾斜地のミスと向き合わせるのは、、、膨大な時間が必要です。
ゴルフだけでなく、勉強でも仕事でも、模擬試験や、試行したしたことのデータをもとに、できていないことを改善していかなくてはいけませんよね。
その改善ポイントを見極められる人は、成長できますし、成長させられます。
その改善ポイントが分からない場合はどうするのか?
勉強なら先生の監修による問題集をする、仕事ならデータを俯瞰して観れる結果請負人の戦略で事を改めようとします。当たり前なことですよね。
ゴルフも何年も経験してきているのに、スコアが良くならない人は、ゴルフ場でウィークポイントを練習で反省できていないだけなのです。
スイングが良くなれば、飛距離が飛べば、アプローチの距離感を磨けば、とフラットな練習場で練習しても、結局は傾斜地から大きなミスをしている。
ミスをした瞬間に練習してきたことが吹き飛ぶ。
いったいどうすればいいのでしょうか?
傾斜地と向き合えない、、
諦めるしかないのでしょうか?
→→つづく←←
2022年06月26日 16:18