2022年全米オープン 本日開催
全米オープンゴルフというのは、世界のゴルフの大会のなかで4代メジャーのなかの1つで、優勝者のスコアをできるだけ抑えるために、難易度を上げるメジャー大会です。毎年コースセッティングが難しすぎて選手の誰かがクレームを出すことで知られています。今年は風がとても強くなると予報が出ているので、忍耐力が試されることになることでしょう。
今回開催されるコースはマサチューセッツ州 ザ カントリークラブにて開催されます。
もともと競馬場だった土地を改修して1882年創設され 全米のなかでも最古のゴルフクラブなのですが、今回の全米オープンは4度目となります。
27ホールのなかで7400ヤードになるように18ホールをピックアップして組み立てられて開催されます。メジャーとしては距離は長くないのですが、強風が吹く土地柄なのでかなりの難易度になることが予想されます。
先週優勝したマキロイ選手が勢いのあるまま大会でどうなるのか?ということと、松山英樹選手が色々なアクシデントがあったことにより体を休められたことが、今大会ではどのように左右するのか?ということが注目ポイントですね。
新リーグ「リブゴルフ」に移行してしまった、ダスティン ジョンソン選手、ルイ ウーストハイゼン選手、セルジオ ガルシア選手、フィル ミケルソン選手達は、PGAツアーから追放されましたが、
今回の全米オープンには出場するための資格があったために参加することになりました。
私にとってはとても残念な出来事でしたが、これらの選手がどのようにプレーするのかも気になるところです。
世界ランキングが入れ替わろうとしている状況のなかでは安定して結果を出し続けて、皆に名前を覚えてもらえるのか?が大切です。安定して結果を出すためには、迫力のある球筋が打てなくてはいけません。その迫力のある球筋を打てるのは世界ランキングの中でも30人程だと私は考えています。基礎体力が衰えてしまったり、怪我をしてしまったりして迫力のある球筋を打てなくなると、全く通用しなくなってしまうので、世界のトップに居座ることは容易ではありません。
リブゴルフに移行してしまった選手達は、名誉よりも賞金を求めてしまった選手達なのですが、ある意味お金を稼ぐのがプロと考えるのなら、プロとしては仕方のない判断だったのかもしれません。人によって許せない、許容すると分かれるかもしれませんが、私はとにかく残念な気持ちが強かったというのが本音です。
このような状況のなかで開催される、全米オープンゴルフ。複雑な心境のなかで観戦していきたいと思います。
2022年06月16日 06:48