スイングの癖を治すということはどれぐらい難しいことなのか!?part8
ゴルフ上級者へのレッスンに対して普段私がどのようにしてるのか?
まず私にとっての上級者というのは、男性はバックティでほとんど70代のスコアでプレーできていること。女性はだいたいスコア85以下でプレーしたことがある人のことを指します。
そのような人達にどのようなレッスンをしていくのか?
逆にしてはいけないレッスンは?
上級者に対してレッスンをしていくうえで一番大切なことは、その人の良いところを深く理解して、その良いところが無くならないようにすることです。
上級者の人達がレッスンに来る理由は2つに分けられます。
一つ目の上級者がレッスンに来る理由は、打ちやすかったスイングを見失って、自分では調子を戻すことができなくなってしまった人。
こういう上級者は自分に合わない練習ドリルをしてしまったり、怪我や病気をしてしまってスイングの調子を悪くしてしまった人になります。
その人の骨格のタイプ、関節の可動域、筋肉の量をみて振りやすかったスイングに戻すレッスンをすることになるのですが、本当に難しいレッスンになります。
コーチとして如何に深く経験を積んできたか、スイングを研究してきたのかが問われることになります。
色いろなスイングタイプを知っていなければ、上級者をレッスンすることはできません。
悩んでいる上級者は本当にたくさん練習してきているので、たくさん話し込みをして、どんな練習をしてきたのか?何を目指してきたのか?をカウセリングして、練習のなかで、何が間違えてしまっていたのかを理解してもらったり、打ちやすかったスイングに戻す作業になります。
レッスンで打ちやすいスイングに戻すことができた後に、二度と打ちにくくなるような練習ドリルをしないことを指導していきます。
本当にスイングを綺麗にしたいなら、体幹トレーニングとストレッチをしなくてはいけないこともレッスンで説明することになります。
コツコツと小さな努力をしない限り、スイングの見た目が綺麗に変化することはありませんし、もともとの骨格のタイプ、関節の可動域、筋肉の量によってスイングは決まってしまっているわけです。
そもそも、スイングというのはいくつもの要素があり、その要素が複雑に連動しているのですから、1つ、2つの練習ドリルで見た目が変わるということは絶対にありません。それは、皆さん練習してきて分かっているかと思います。なにかをすると直ぐにスイングが綺麗になるなんていうことはありえないのです。
自分の骨格のタイプ、関節の可動域、筋肉の量で決まっているスイングを綺麗に変化させるということは、深い経験と計画が必要になります。
やみくもに練習したって、その練習に意味があるかどうかが大切です。
上級者がレッスンに来る、もう一つの理由は、、、
→→つづく←←
2022年05月11日 17:37