スイングの癖を治すということはどれぐらい難しいことなのか!?part5
それは、、、
美しいスイングという考え方の根本的なものが、大きく間違えてしまっているからなのです。どんなスイングが美しくて、何故自分が美しいスイングと思っているスイングが美しいと思うのか?
美しいスイング?
美しいスイングというのは人によって違いますし、色々なタイプがあります。
本当に自分のスイングタイプと自分が勝手に美しいと思って目指しているスイングが同じとも限りません。
そもそもスイングは1.4秒から2秒のなかで作る!と私はレッスンでもブログでも言い続けてきています。
その2秒のなかで自然にゴルフクラブを振れば、骨格なりに、関節の可動域なりに、筋肉の量なりのスイングになるとは思いませんか?まずは自然な体の癖を知ること。
それにたいして、自分の振りやすいスイングのタイプを理解すること。その振りやすいスイングのタイプに対して、練習ドリルを決めていく。
ある練習ドリルをして大きく打ちにくくなったということは、確実に自分のスイングの良い所を壊してしまっているというとになるのです。
それを、打ちにくいのに、その自分に合わない練習ドリルを続けているのは、、その練習が報われることはあるのでしょうか?
アマチュアゴルファーだけでなく、日本のプロゴルファー達も間違えた練習ドリルをしてきてしまったのですが、
圧倒的な練習量によって耐え忍ぶことができたのであって、アマチュアゴルファーの練習量では耐え忍ぶことはできません。
実際の話、今まで最新理論だ、と言われていたことを取り入れてスランプになってしまったプロゴルファー達は数知れずであるということと、
その最新理論だと言われて、つられて真似をしてしまったアマチュアゴルファーは取り残されてしまって、世の中のゴルフは次々と最新理論に移り変わっていってしまうのです。
最新理論だと言われてきたことは、ただの流行りモノであって、今となっては誰もやっていなかったりします。そもそも最新理論なんて言ったって、スイングのタイプによってはその最新理論は取り入れてはいけないことのほうが多いのに、、
一流選手達は10代の歳の頃から、涼しい顔をして、楽に、楽しく、難しいコースをプレーしているというのに、日本のプロゴルファー達の多くはプロゴルファーになってから、間違えた練習ドリルでスイングを壊し始めてしまうのです。
もともと、ゴルフはイギリスで生まれて、アメリカで発展しました。それに対して日本は憧れを抱いて、今日まで、見様見真似でゴルフをしてきたのですが、本場のアメリカスイングに対して、ずっと的外れな分析をスイングにしてきてしまったのです。
本当のスイングの練習ドリルとは、打ちやすくならなくてはいけないのに、打ちにくくても我慢して、打てなくてもやり続けなさい。
と、レッスンされてきたのです。
練習しても練習しても打ちにくいままなのに、練習を続けられる人はそんなにいません。普通ならゴルフを辞めてしまう人のほうが多いのではないでしょうか?
打ちにくくなって、辛いのに、それでもゴルフを続けるなんて、、よほどのメンタルを持ってるか、ゴルフを本当に好きな人だけです。本当に好きなのに、間違えた練習ドリルを続けているなんて、切ない気持ちになりませんか?
本当なら、骨格のタイプ、関節の可動域、筋肉の量にあった自分のスイングに戻せば打ちやすくなるのに、
隣の芝生は青く見えてしまって、自分に合わないスイングに憧れて、自分からスイングを壊していくのは、スイングに対しての根本的な考え方が違ってしまっているからなのです。
打ちにくくなったスイングが、そのまま打ちやすくなることはないのです。自分の体に合わないスイングが打ちやすくなるなんて絶対にありません。
美しいスイングというのは、色々なタイプがあって、なんとなく綺麗だなという思っているスイングが、自分に当てはまるかどうかなんて分からない。
自分の体にあったスイングが綺麗なスイングなのに、勝手な思い込みで、間違えた判断によって、自分の体に合わないスイングを求めてしまう。
ゴルフをしてきて、打ちやすかったスイング時期はありますか?
きっと、そのスイングがあなたにあっていて、そこからやってきた練習ドリルはあなたに合っていなかったのです。あなたが今のスイングに対して打ちにくいと思っているのなら、間違いなくあなたにあったスイングは本当は別になります。
何故なら打ちにくいのですから、、
でも、綺麗なスイングになりたくて、上手になりたくて、あれこれやってきた練習ドリルが逆に自分を苦しめている、、でも続けてきたことだから、合っていなくてもその練習ドリルをする習慣がついてしまっている。
薬に依存性があって、薬には副作用があることと同じように、、
では、私はどのように色々な人にレッスンをしているのか?私のゴルフスイングに対してどのように考えているのか?私のレッスンの哲学を簡単に説明していくことにします。
→→つづく←←
2022年04月24日 10:12