2022年 マスターズ 最終日!?
シェフラー選手の11番でのパーセーブで優勝が決まった流れでしたね。
キャメロン スミス選手が12番から集中力とリズムを切らしてからショットが安定しなくなりましたが、いかに集中力が大切なことが分かる出来事でした。
私も色々な人をレッスンしているなかで、いいスコアを出し切るために、一番大切だといってもいい集中力とリズム。
集中力が欠けるとリズム感が壊れてしまう。
どれだけいいスイングをしていても、同じリズムで振り続ける練習をどれだけ多くできるのか?
リズムの大切さを今回のマスターズで学んだのではないでしょうか?
シェフラー選手の強さの秘密はなにか?
ちょうど私がスイングのテーマの1つとして研究している、「うねりのカウンター」がとてもしやすい体格、筋肉をしているのです。
ゴルフに適した体格、筋肉とは?を考えたときに、シェーン ローリ選手、フレッド カプルス選手、フィル ミケルソン選手など、筋肉質ではないけど、体幹が「うねり」やすい筋肉をつけると、効率良く、ムチのようにクラブを使えて、無駄なエネルギーを使わないために、ゴルフに適した体になるのです。
そのような筋肉をつけると、「うねりのカウンター」が使えるようになり、信じられないほど楽に飛距離をだせるようにもなります。一流選手は、もちろん一流の体を持っているのですが、10年、20年のスパンで考えると、シェフラー選手のようなうねりやすい筋肉の質が理想といえるのです。ムキムキではないけど、ゴルフに適した体。
マスターズの選手のスイングを見ていると、パッパと打ってしまうので、アマチュアのほとんどの皆さんはリズムもスイングスピードも速い!!と、それは一流選手だからできるんだと諦めて観戦しているのではないでしょうか?
実は、私からするとアマチュアのみなさんも、マスターズの選手のリズムはできるし、身につけたらいいのにと思うのですが、その秘密が「うねりのカウンター」なのです。
「うねりのカウンター」に関しては、詳しくはお話しできませんが、レッスンを受けている方達は、私が楽に9番アイアンで160ヤード打って見せたり、7番アイアンて200ヤード打つのをレッスンの最中にデモンストレーションでよく見せていますよね。実はウォーミングアップ無しで簡単に打てるのは「うねりのカウンター」を使っているからです。
私も方向性は別として、飛距離を簡単に出せるのは普段、スイングを研究しているからなのです。
ゴルフスイングというのは無数の動きから構成されているので、1つや2つの動きを覚えたところで、焼け石に水、です。スイングの中に100個大切なことがあるとするなら、1つのことを気にするということは、残りの99個を錆びつかせていくということなのです。簡単にいうとそういうことを踏まえて考えを作り上げていっていったのが、「うねりのカウンター」です。
シェフラー選手を見ていると、今私が研究している方向性は間違えていないんだなと確信できるので、今年4勝しているシェフラー選手は、これから私が注目していく選手のリストに載りました。
日本のプロゴルファー達も、一流選手との違いをもっともっと理解しなくてはいけません。
日本のプロゴルファー達のゴルフは全てが固い、、、
これからプロを目指すジュニアゴルファーにも、プロゴルファー達にも、トレーニングのやり方、スイングの効率性、練習の内容と量を指導して、シェフラー選手のような、柔らかくリズミカルで効率的なスイングになるように指導していきます。
もちろん、アマチュアの皆様にも体力、筋肉量にあわせて、シェフラー選手のようなリズミカルなスイングになるようにレッスンを頑張りたいと思います。
でも、やっぱりゴルフは、スイングの前に、ある程度の体力、コンディショニング、集中力からくるリズムを学ばなければ、本当の理想のスイングは身に付かないということを、マスターズを観るたびに痛感させられます。
松山英樹選手が、首の怪我をしてトレーニングが出来なかったわけですが、マスターズの4日間を終えて最初に語ったことは、トレーニングをしっかりてコンディションを整えたいでした。
直ぐに練習したいではないく、まずはコンディション。
アマチュアでゴルフを上手くなりたいと思っている人は、体を作らないで練習していてもスイングを壊したり、怪我をしてしまうだけということを今回のマスターズで学べたのではないでしょうか?
スコアが悪かったから直ぐに練習!?ではなくまずは体から!
バランスよくトレーニングして、練習する。
柔らかく、リズミカルで、効率良く。
ゴルフは本当に難しくて、奥が深いですね。
2022年04月11日 07:15