スイングの癖を治すということはどれぐらい難しいことなのか!?part2
ゴルフのスコアはとてもいいし、上手だけど、どことなくスイングに癖があったり、プロゴルファーとスイングが何か違う。
ジュニアゴルファーだったり、ゴルフ部だったという人なら綺麗なスイングになっているかもしれませんが、大人になってからゴルフを始めると何故かスイングに自己流色がででしまう。
何故なのでしょうか?
それはとてもシンプルで理由は簡単です。
自己流でゴルフを始めて数ヶ月すると、自分の骨格、筋肉の量、筋肉の腱の柔軟性、関節の可動域の量、
その体に対して純粋に素直な癖のある動きになるからです。
とても興味深いことなのですが、
親子でレッスンに来ると、親子というのは骨格が似ていることが多いので、スイングの癖が同になってしまうことが多いのです。骨格からスイングのタイプは決まってしまっているんだと、スイングコーチとして実感しています。骨格で目指すスイングタイプが決まっているのか?このことは現在、研究している最中です。
自己流でゴルフを始めると、自分の骨格通り、関節の可動域通りのスイングになっていきます。
ご存知の通りゴルフのスイングというのは、とても複雑で、色々な関節の動きや、筋肉の腱のバネの使い方がとても難しく、もともとゴルフのスイングのための体になっている人はほとんどいません。
本当に綺麗なスイングにするためには、本来なら数ヶ月かけて、ゴルフのための体になるまで、無理をせず、正しいスイングを控えめに関節の可動域の量に合わせて、少しずつ覚えなくては綺麗なスイングにはなりません。
なりませんと言ってしまっていいほど、最初に癖をつけてしまうとその癖がずっと影響していくことになります。
もともとゴルフのスイングというのは、複雑に全身の関節を駆使して打ちますので、本当にアプローチのような簡単なスイングから覚えないと癖ができてしまいます。
ですが、癖が悪いわけではありません。
ここが重要です。
プロゴルファーでも癖が強くても、癖を活かして、癖を固めて、同じタイミングでリズムでスイングができるようになれば、プロゴルファーになれる人はたくさんいます。
そんな癖のあるプロゴルファーも、世界の超一流選手の流れるような美しいスイングに対して憧れを持って、プロゴルファーとして努力しているプロゴルファーは多くいます。
そんな癖のあるプロゴルファーの癖を治してしまうとどうなるのか?
それは、もともと癖を活かしてタイミングをとっていたスイングが変わってしまい、スイングの中でのタイミングのとり方や、スイングの再現性を壊してしまうことがおきてしまいます。
なので、たとえ癖がとれたとしても、綺麗なスイングになってから気が遠くなるなるほど練習しないと、試合で通用するためのスイングのタイミングやリズムが無くなってしまうので、結果が悪くなってしまいます。
そこで、上級者やプロゴルファーのレッスンをするということは、その人の癖の良いところ、悪いところを、良く理解して、治してはいけない癖は残しながら、治さなくてはいけない癖を治していくということをしなくてはいけないのです。
やれ最新理論だ、やれ一流のコーチのスイングを真似するんだと練習たしたところで、治してはいけない癖を治してしまって、スイングがバラバラに空中分解してしまうのです。
もとに戻そうとしても、バラバラになってしまったスイングは簡単には治りません。
そして、プロゴルファーでも治せなくなって選手を引退してしまうのです。
そして引退したプロゴルファーが思うこと。
もっと一番最初にいいスイングを習えば良かった、、、でも日本でそんなスイングを教えてくれる所はどこにあったのだろう、、
本場のアメリカでゴルフを覚えるしかなかったのか?
そう思って、やるせない気持ちのなかで、引退していくプロゴルファーもたくさんいるのです。
単純に綺麗なスイングにすればいいということではないということは、
皆さん、理解できましたか?
癖も味わい。と考えることもできます。
でも!綺麗なスイングになりたい!憧れる!という人はどうすればいいのでしょうか?
ゼロの何も癖のついていない初心者から、プロゴルファーを教えているようなプロコーチのレッスンを受けないと綺麗なスイングは作れないのでしょうか?
ついてしまったスイングの癖を治すことはできるのでしょうか?
→→つづく←←
2022年04月07日 16:38