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スイング改造を成功させることは至難の業!?

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 ゴルフを真剣に練習していると、スコアを良くすることのために、とうしてもスイングを綺麗にしなくてはと考えるようになります。

 スイングを綺麗にしなくていけない。

 この綺麗に、ということがクセモノだということを説明していかなくてはいけません。
 
 どのスイングが綺麗で、カッコいいのか?

 実際、私がスイングを研究しているうえで、プロゴルファーでも様々なスイングタイプがあり、スイングタイプが同じでも骨格、筋肉の付き方によっても、微妙なスイング軌道の種類があります。

 だから、一流選手でもスイングコーチを付けて、スイングを調整して、スイングの調子を維持し続けることが必要なのです。

 一流選手のコーチになるには、様々なタイプのスイングを熟知して、その中でもあなたはこうだ、あたなのスイングのこの部分が、乱れの原因になっていると、一流選手に指摘しなくてはいけないのです。
 
 皆さん、64のスコアでプレーしている一流選手にここが違う!こうしたらもっと楽になる!とアドバイスすることを想像してみてください。

 想像できますか?

 一流のコーチというのは、一流選手を納得させる経験と、世界観、哲学、リーダーシップを発揮しなくてはいけないのです。

 まるで、超一流企業の役員執行部のように、、

 結果に繋がらなければ、、、

 そして、それに対して、アマチュアゴルファーが自分のスイングを自分で治そうとするときに、とても危険なのが思い込みによる、間違えた分析、判断で、スイングを改造していくこと。

 何故、自分のスイングのその部分を良くないと思い、それに対してどのように修整するのか?

 それには、ものすごいスイングの知識が無くてはいけません。

 プロゴルファーでさえ、自分で自分のスイングを修整することをためらうぐらいなのに、なんのためらいもなくスイング改造をしてしまうアマチュアゴルファー。

 そのスイング改造あげく、断末魔の悲鳴をあげることになるのです。そして、スイングが壊れたままになる。

 何故、プロゴルファーでも自分独りでスイングを改造しないのかというと、スイングを壊してしまって元に戻らなくなることを、とても恐れているからです。

 無理にスイング改造をしないで、長年かけて築き上げたスイングを壊れ物ののように大切に試合に出る。でも、やっぱりスイングの治さなくてはいけないところはある、、でもスイングは複雑すぎる。

 ほとんどのプロゴルファーがこう思って、プロゴルファーとして試合に出続けているのです。

 レッスンゴルフ界の闇として、本当のアマチュア上級者はあまりレッスンを受けたことが無い人が、意外と多い。

 何故なら、取ってつけたようなスイング理論を覚えるのではなく、たくさんコースを回って、自分の体にあったスイングを自分の体の硬さ、体力に合わせて自然と無意識に身に着けてしまうからなのです。

 そのような上級者は自分のスイングを動画で撮って観ることを嫌がります。

 何故なら、自分の理想とはかけ離れたスイングをしていることを知っていて、自分の体の硬さ、体力に応じて、今のスイングが自分にあったスイングだということは理解しているからです。

 せっかく、たくさんの実戦ラウンドで作り上げたスイングを、小手先のスイング改造で壊してしまう。そして元に戻せなくなる。戻せないから、私のレッスンの門を叩く。

 そういう上級者ゴルファーがどれだけ多いのか?その現実を皆さんに知っておいて欲しいので、今回のテーマを書くことにしました。

 自分の好みと、自分の理想と、自分にとって本当に必要で自分に合っていること。

 このことを噛み合わせるということは、なかなかできることではありません。

 自分のスイングを分析する時に、アマチュアの人は最初に目についた所を気にしてしまい、そこを治さなくては、と考えて、最初に目をつけたところだけを治そうする。

 こんなことは、馬鹿げていますし、絶対にやってはいけません。

 プロスイングコーチの場合は、
ここと、ここと、ここと、ここ。治す所はいくつもあるな。

 でも、ここらから治してしまうとスイングを大きく壊してしまうから、まずはここらから修整して、段階を踏んで、ここも治そう。

と、スイングの全体のバランスを考えながら、スイングを修整していきます。

 とてもスイングの調子が良くて、でももっと上手くなりたい、という人がレッスンにきたら、直ぐに治すことはしません。

 いくつも改造するポイントを見つけて、その治す順番をシミュレーションする。そして、治す順番をイメージできたら、そこからスイング改造に着手する。


 実は、スイング改造のレッスンで一番難しいことは、治す時に、レッスンの受けての本人にどのような「違和感」を我慢してもらうのか?それを説得していくことは、本当に骨が折れる作業になります。

 あなたはこうなっていて、それに対してこう修整する。その時に、このような「違和感」を感じなければいけない。その「違和感」が無くなるまで期間はこれぐらい、、

 私のレッスンの場合、なるべく、鏡か、窓ガラスを使って、自分を見ながら、自分で治せるように訓練するようにしています。

 これは、なかなかできることではありません。

 逆に、自分で自分のスイングを改造してみるという人は、自分のスイングをリアルタイムで、鏡を見ながら、自分がカッコいい、利にかなっていると思うスイングができないのに、スイングを改造することは絶対にしてはいけません。

 実際にボールを打つと、鏡で作った理想のスイングはほとんど崩れてしまいますが、それだけスイングは複雑で、治す順番が難しいということになります。

 鏡を見ながら理想のスイングも作れないのに、スイング動画を撮ったとしても、どうやって分析するのでしょうか?理想のスイングイメージが確立していなのに、、

 プロゴルファーでも、アマチュア上級者でも、この本当に自分にとって必要なスイング改造の「違和感」を確実に結果に繋げてくれるコーチを探しつづけているのです。打ちやすくて、打感が良くて、気持ちいいスイングを、、
 
 スイングを治すときには、我慢が必要ですが、その我慢が正しいのか?、正しくないのか?それが分かるには、数週間以上かかります。

 もし、間違えた「違和感」を信じてスイングを固めてしまっていなのなら、どうなるのか?
 スイングを修整するために必要な「正しい違和感」。
 「違和感」というのは、もともと自分にとっては間違えていたという感覚なので、その間違えていると思っていたどの感覚を我慢しなくてはいけないのかを、定めるということはとても勇気が必要です。

 間違えた、正しくない「違和感」を練習で固めてしまうと、、

 だから、プロゴルファーや、アマチュア上級者はむやみにスイング改造をしないのです。

 あなたにとって、本当に必要な「違和感」を自分で見つけることが、どれたけ大変なのか?理解していただけたでしょうか?

 自分が好きなスイングが、自分が綺麗いだと思うスイングが、自分にとって合っているスイングだということではない。

 だからこそ、プロゴルファーのスイングタイプは沢山あるということを、まずは理解することが、スイング改造をする上で、一番最初にしなくてはいけないのです。

 なんで、あなたはスイングのそこを修整したいのか?

 その修整したあとに、それに対して、どこと、どことを連動して治すのか?

 それをちゃんと説明できますか?

スイング改造は本当に難しい。

 あなたのスイングが、あなたにとって好きでなくても、あなたのスイングのいいことろは必ずあって、そのいいところさえもスイング改造で壊してしまう。

馬鹿げていますね。

 あなたにとって、スイングを修整するために、必要な「違和感」は何なのでしょうか?

 その「違和感」を精確に教えてもらえる、スイングコーチを選ぶ際に大切なことは、そのコーチの実績、とそのコーチのスイングコンセプトが確立していることです。
どういう人をレッスンしていて、
どういう結果に繋げたのか?
それを調べるといいでしょう。

 あと、打って見せてくださいと言われたら、実際に打って説明できるかどうか?です。
 プロゴルファーや、上級者に対しても打って見せて、レッスンの意図を伝えるということは、プロコーチとしては必要なレッスン方法なのですが、それができなければ、プロゴルファーや、上級者をレッスンすることはできません。

 その時にあなたが理解しやすいと思うのであれば、
そのゴルフコーチのレッスンを受けることは間違いないです。

 プロゴルファーや、アマチュア上級者にコーチとして認めてもらうために、私も日々スイング研究の努力を続けていますが、
研究しても研究しても、スイングは奥が深いと知らしめられる毎日です。








 



 

 
2022年02月23日 06:53

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