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奥が深いゴルフクラブ選び!?part7

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 ゴルフクラブのシャフトについて興味のある方は興味を持つ前に気をつけなければいけません。
 ゴルフクラブのシャフトは趣味性が強く、もはや禁断のゴルフクラブマニアの入口に入ろうとしてしまう段階の人になります。

 もう、カスタムシャフトに手を出してしまった人は、、、ご愁傷さまでございます。本当に自分にあったシャフトを見つけるまで終わりの無い旅路のまっ最中にいらっしゃるのですね。と言えるぐらい、カスタムシャフトは奥が深いのです。

 ちなみに、カスタムシャフトとというのは、ゴルフクラブを購入する時に、元々の純正のシャフトに対して、純正でないたくさんのシャフトメーカーから選んで、カスタムするための費用を支払ってつけてもらう、特注のシャフトという意味です。

 カスタムシャフト単体では、4万円前後するのですが、新品で購入するときに特注すればプラス2万円前後でつけられるので、上級者のほとんどはカスタムシャフトをつけて購入するケースが多いように思います。

 はい、では、皆さんカスタムシャフトというのは何種あるのでしょうか?

大手のシャフトメーカーさんを挙げてみると、
グラファイトデザイン、
フジクラコンポジット、
三菱ケミカル、
トゥールテンパー、
日本シャフト、
FSTジャパン、
が有名ですが、全てのシャフトメーカーを入れると何十社にもなってしまいます。

 そして、それぞれのシャフトメーカーさんは何十、何百類とモデルを出してきたので、確かではないのですが5000種以上のシャフトが世の中には存在しているのです。

 ちなみに私は、上に挙げた大手さんのシャフトをほとんど、ほぼ試打したことがあります。

 そして、、どのシャフトが好きなのか?と問われるなら、、敢えて言うと何十種類は挙がります。具体的に言うのは大人の事情で言えませんが、本当にカスタムシャフトというのは切りが無いぐらいの数があるのです。

 私は一応プロゴルファーですので、フェード、ドロー、高い球筋、低い球筋、スピン量の調整はできますので、それぞれのシャフトを試打する時に、色々な球筋を打ちながらテイスティングしてきました。

 ここで、カスタムシャフトの意味が2つに分かれることになります。

 1つは、もうたくさん練習してスイングも固まったし、自分の癖ででるミスをカバーしてくれるカスタムシャフトを選ぼうという選択。これは、練習も筋トレもあまりしないし、多少カスタムシャフトに甘えさせてもらって楽をしようとするときの考え方です。

 もう1つは、これからスイングも良くして、筋トレも少しはしていくつもり!練習しなければ少しキツイ難易度だけど、数年先を見越して上級者が可もなく不可もなく打てる癖のない万人向けのシャフトを選ぼうという選択。これは、競技ゴルフをしていく人むけの考え方です。

 どちらの選択も人それぞれで正解はありませんが、絶対にカスタムシャフトを選ぶ時にやってはいけないことがあります。
 
 それは、スイングの癖が大きくて、右や左に大きく曲がることをカスタムシャフトに助けて貰うことです。

 シャフトというのは、硬いものを選ぶと曲がりが少なくなります。
 ある程度経験を摘んで、自己流で楽しんでいて、突然スランプになってしまうと、カスタムシャフトで解決しようとする人がいますが、とてもそれは危険な行為です。

 なぜなら、シャフトに助けてもらいすぎると、本来、治さなくてはいけないスイングを、シャフトが助けてくれるので、悪い癖を固めます!ということになってしまうからです。

 本来、カスタムシャフトを選ぶというのはある程度何でも打てるけれども、自分の感性に合ったものを選ぶということが理想なのですが、
ひどいミスしかでなくて、スイングがとてもおかしいのに、それをカスタムシャフトで解決するのは、私はコーチとして賛成できません。

 ある程度ゴルフ場でラウンドをしていて、ある程度のまとまったスコアでプレーできていて、そこで初めてカスタムシャフトを試してみるということが一番いいのではないでしょうか?

 ちなみに私は、今年、個人的にコースで20種類以上のドライバーのカスタムシャフトを打ちましたが、好きな昔のモデルのほうがいいなと判断したので、昔のモデルに戻しています。私は、数ヤードしか違わないなら、コントロールしやすいほうを選ぶのですが、気に入ったシャフトを超えるものには、なかなか出会えません。

 カスタムシャフトの本当の本当の話をすると、プロゴルファー全員が皆違うカスタムシャフトを使っている。

 それが、答えであり真実です。

クラブヘッドとの相性、
スイングタイプとの相性、
個人的な好み、
使って結果が出た、
など人によって相性の良いシャフトなんて違うのです。

 少し前にブログの中で書きましたが、プロゴルファーを目指すジュニアや、本当にスーパー上級者になりたい人は、なるべくスタンダードなクラブを選んでもらって、パープレーが出るまでなるべく変えないようにしてもらいながら、数年間レッスンを進めていきます。

 当たり前ですが、スイングを良くしなくてはいけないのに、癖を助けてしまうクラブを使った時点で成長しなくなります。

 私の上級者へのレッスンでは、30年前の人は、30年前のクラブでパープレーを出していたのだから、ある程度の腕前になるまではクラブではなく、基礎練習です。が口癖なのです。

 もちろん、最新のクラブのほうが、気楽にエンジョイできるぐらい楽ですし、エンジョイゴルファーには楽で打ちやすいものを選んで欲しいと思っていますが、「ゴルフは良い練習」をすることが一番大切だということを忘れないでください。

 シャフトの話をまとめますね。

もし、あなたがカスタムシャフトを選びに試打しにいく時には、行く前に自分の目的を決めなくてはいけません。

もう練習はあまりしたくないからできるだけ楽なものにしよう。

 スイングをこれからもっと良くしたいから、できるだけ万人向けの癖の少ないものを選ぼう。今の使っているものは癖が強いモデルだから、スタンダードなものを選びに行こう。

と、自分のゴルフの楽しみ方、取り組み方を決めなくては試打しに行っても、選びようがありません。

 ゴルフショップや、シャフトメーカーの試打に行って、測定してくれるお店の人は今のあなたのスイングに対して一番合っているものを選ぼうとします。
ですが、スイングがおかしい時に合っているものを選んでしまうと、スイングが良くなった時にまた買い直しということになるのです。

 一流のプロゴルファー達は、ボールをコントロールして打ち分けられる中で、シャフトを選びます。飛ぶけど、自分の意志とは違う球筋がでるのならば、新しいモデルは選びません。松山英樹選手は10年以上同じシャフトを使用してきました。たまに他のシャフトを試してみるのですが戻ってしまう。全力でシャフトメーカーが松山英樹選手のために開発しているのに、松山英樹選手はなかなか変えようとはしない。その変えようとはしなかったシャフトは、ツアーAD DI8 TXなのですが、癖のない名作シャフトです。

 私のようなゴルフスイングコーチが、クラブシャフトのフィッティングをしたとするならば、シャフトを変える前にスイングを少し治してから、再度シャフトを選びましょう、と、アドバイスできるのですが、プロコーチでもない限りそんなことはできません。

 カスタムシャフトを使ってみたいという人は、少し楽で癖の少ないといわれているモデルを一番最初に使うことを、私はオススメします。そして、お店の人に、スイングも良くしていきたいので、ある程度のミスのデータが出ていても、癖の少ないシャフトならそれに決めますと、自分の口で言わなくてはいけませんよ。何も言わないと、今の癖のあるスイングに対して、シャフトを選ぼうとするでしょう。


 少し長くなってしまいましたが、シャフトの話はとりあえずここまでにします。もっと、書きたいことはありますが、我慢、我慢。

 奥が深いゴルフクラブ選びのブログは、いよいよ次回のパターの話しで一区切りにします。これからも、ちょこちょこゴルフクラブのことは書いていこうと思っていますが、スイングや練習方法やメンタルタフネスの話も書きたいので、パター選びのときの注意点を書いてひとまず休憩です。


 パターは100本以上は使いましたが、、うーん、やっぱり奥が深い、、

 どのプロゴルファーがどんなパターを使っているのか?調べたことはありますか?調べてみると、パター選びの本質が見えてきますよ。

→→あと少し、つづく←←


 
2021年08月14日 20:22

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