奥が深いゴルフクラブ選び!?part3
費用はいくらかかってもいい
そのように思い立って、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウエッジ、パターを探したとします。
そういことをしている第一線で戦っているプロゴルファー達は、どのようにして探しているのか?
そのことを、簡単に説明してみることから話してみることにしました。
実際、プロゴルファーというのは余程自分にあっていないクラブでないかぎりパープレーでは大体プレーすることができます。
30年前の一流プロゴルファーが、30年前のゴルフクラブを使って、今の最新クラブを使っている一流プロゴルファー達と戦ったとします。
何が違うのでしょうか?
それは、飛距離が違って、バーディーの数が違う。
ただし、それはショットの調子が抜群に良い選手に限る、ということを理解しなくてはいけません。
世界中のプロゴルファーのなかで、大会に出られるのは限られていて、その限られている選手達のなかで、パープレーよりも良くプレーしているのはショットの調子がいい選手達だけです。
どれだけ最新のドライバーを使っていたとしても、ボギーやダブルボギーを打ってしまうのは、ゴルフクラブの性能よりも、ショットの調子のほうが関係しているのです。
アマチュアの人達が深く理解しなくてはいけないのは、ダブルボギーや、トリプルボギーを打ってしまっているのに、飛距離を追求するなんて、本当はダメダメなことなのです。
パー4をきっちり3オン、2パットが何ラウンドもできるようになって、そこからゴルフクラブ選びが始まるということは肝に命じていただきたいわけです。
もっと分かりやすく説明してみますと、
1人のプロゴルファー選手の人生で考えてみましょう。
プロゴルファーになって脂がのってくる頃が30歳前後だとしますね。優勝争いするほどの選手が、年月を重ねていくと、どうして第一線で戦えなくなるのか?
それは、パーオンするときにピンに絡めるショットができて、絡めたショットを生かして、そのボールを1パットでねじこむ。
それができなくなってくると、第一線で戦えなくなってくるのです。
それは、アイアンのショット力と、パターの精度が関係しているのであって、それはゴルフクラブよりも、もっと別の要素が関係していることは、言わずもながなということです。
モチベーション?
スタミナ?
筋力?
柔軟性?
ゴルフクラブ???
ツアープロ選手達の栄枯盛衰を思い出してみると、そういえばあの選手がいなくなっている、、と活躍する選手達が常に入れ替わっている。それは、ゴルフクラブよりもショット力、パター力のほうが関係しているのです。
そんななかで、ドライバーの飛距離だけを追求したとしても、たまに、1発ひん曲がったショットを打ってしまうような最新ドライバーを使うぐらいなら、10年前の10ヤード飛ばない自分にあっているドライバーを使っていたほうが、プロゴルファーとしては第一線で生き残ることができてしまいます。
なので、プロゴルファーが新しいクラブを使うというのは、死活問題ということは、言うまでもありません。
アマチュアの人達でゴルフクラブに精通している人は知っていることかもしれませんが、第一線で生き残っているベテラン選手達が、なかなかモデルチェンジしなくて、前のモデルを使っていることがあるということは、誰もが知る事実なのです。
ゴルフクラブを無償で提供してもらっているプロゴルファーがモデルチェンジをしても変えようとしない、、
それに対して、お金を払ってゴルフクラブを買い替えているアマチュアゴルファー、、
本当にいいプレーをするために、ゴルフクラブをモデルチェンジをするということは、難しいということなのです。
同じスイングができて、同じ距離が打てるプロゴルファー。
調子によってはドライバーの飛距離が30ヤードも距離が違うアマチュアゴルファー。
本当にパープレーでプレーしたことのあるアマチュアゴルファーが、いくつものドライバーを使って気がつくこと。
それはまずは自分のスイングが良くて、そこからゴルフクラブを選ばなくてはいけないということ。
私がレッスンをしてきて、何百というアマチュア上級者が、ドライバーを変えても飛距離が伸びないと私に相談しにきたということは、紛れもない事実なのです。そこから飛距離を伸ばさせるということは、、それは企業秘密です。
、、、というのは、冗談です。
でも、それを話してしまうと、ゴルフクラブの話ではなく、ゴルフスイングの話しにテーマが変わってしまうので、無理やりにゴルフクラブの話を続けることにします。
何度も言うように、たくさん練習している人がマンネリを打破するためには、ゴルフクラブを買い換えることは、有効なことも、たまにはあることなので、クラブヘッドがキズキズでボコボコになるまで、シャフトがへし折れるまで使えとは、私は言いません。私は、ゴルフクラブマニアなのでウンチクを言うことは嫌いではありませんので、、ゴルフクラブの話を続けることにします。
そんなことは分かっているんだ!でも、ゴルフクラブを変えるんだ!ゴルフクラブを愛している!ゴルフクラブを買い換えることに命をかけている!
そういう人のために書き続けなくてはいけない。
私は使命感に追われながらゴルフクラブのことを書き続けなくてはいけない運命なのです。
ちなみに、このブログの見出しの写真は手嶋多一プロのクラブセッティングなのですが、3番ウッド、5番ウッドは20年以上変えていません。
手嶋多一プロは、トーナメントのシード権を、クラブを変えないことで勝ち取ってきたと言われています。2000ラウンド、4000ラウンドしても変えない。それで何億何千万円も稼ぐという選択肢もあるわけです。22年連続シード選手。プロゴルファーの鏡のレジェンド先輩、それが手嶋多一プロ。プロフェッショナルを絵に書いたようなプロです。
→→とりあえず、つづく←←
2021年07月03日 04:53