ゴルフの調子が悪い時どうしたらいいの!?
いつも通り練習しているのに、突然同じタイミングで打てなくなる。
練習しているときに、新しいことを試してみて上手くいかなかった。
ゴルフ場で1回だけ大きなミスをしてしまって、調子が良いときの感覚が分からなくなる。
こういう時はどうすればいいのか?
プロゴルファーの場合、突然調子が悪くなった時には練習をむやみにしません。何故なら、悪くなってしまった原因がかえって体に染み込むからです。
体の疲れや、精神的な疲れや、体の怪我などが原因で調子が悪いのでしたら、疲れや怪我を治すことが優先なのに、モチベーションが高く上達思考が高い人程、疲れていても、怪我していても練習してしまう。
これは正しく頑張るということを間違えてしまっているから、疲れていても、怪我をしていても練習してしまうのです。
もともと、ジュニアゴルファーがプロゴルファーを目指す時に、体の筋肉を作る目的や、スタミナや精神力を鍛えるために何時間も練習することがありますが、間違えたスイングで、間違えたタイミングでたくさん練習すると、ひどくなってしまうことのほうが多いということを理解していなくてはいけません。
ジュニアゴルファーの親が間違えて練習させてしまうことが原因なのですが、とにかくボールを打てば上手くなれると信じて、1年中練習させるとどうなるのか?
中学生頃に身体が大きくなるころには、たくさん練習すればある程度上手くなるのですが、間違えて練習していると、ある時期から全く上達しなくなります。
ジュニアゴルファーの子が、ゴルフ部に入れば上手くなるわけでなく、正しく練習させるコーチや、親がいないと、正しく練習できていない大人のアマチュアゴルファーの練習と同じで上達はしません。
やはり、正しい練習のやり方、正しいコースの反省の仕方を教えてあげないと、成長はしません。
無計画で厳しくしようとするコーチや、親が、スパルタでゴルフの練習をさせても、間違えたスイングフォームで、怪我をした体でたくさん練習させていいわけありません。
経験豊富なプロゴルファーのアドバイスのもとで正しく練習すること、
もしくは、コースに行ったあとに親子でしっかりと反省して、その課題をじっくりと時間をかけて練習する。
正しく練習したり、反省することはとても難しいのです。
ゴルフ部にはいっても、本当に上達するためには、親やコーチが正しく練習させてないと全く上達することはありません。日本には、いいコーチのいる強いゴルフ部が激減していて、結局は、親がコーチにならないといけないという社会問題が起こってしまっています。
調子が悪くなった時どうなっているのか?
スイングアドレスがおかしくなっている、
ボールの位置がズレている、
スイングの軸がブレている、
体のある一部分の筋肉が疲労してスイングのバランスがおかしくなっている、
精神的な疲労で、精神的なことによりスイングのタイミングが乱れている、
無計画にインタネットレッスンや、雑誌レッスンの練習ドリルをしてしまった、
等、最初のスランプの原因は簡単な原因であって、スランプの傷口は浅いことのほうが多いのです。
それを、傷口に塩を塗るかのごとく、傷口を広げてしまう。それが、間違えた練習をたくさんすることなのです。
待つ!!
とにかく、2.3日何もしないこと。長くて1週間何もしない。
待つことで、体の疲労、精神の疲労がとれてスランプかま治ってしまうことがあります。
待つことで、頭の中の整理ができて、間違えた努力をしなくて済むようになります。
せっかちで、焦って練習しても意味はないことのほうが多いということは、日常生活のなかで皆さんは理解しているのではないでしょうか?
頑張り屋さんで、モチベーションが高くて、結果主義の人が、間違えた努力を長い期間してしまうとどうなるのでしょうか?
心が病んでしまうことに繋がってしまうのです。
待つ。
頑張りたいけど、待つ。
これができないと、質の高い努力はできません。
とても難しいことですが、正しく待つことができる人に成れることを努力してみることをしてみようとする。無計画に努力するのは、無駄な努力だということを理解することができます。
もちろん、正しい基礎に戻るということは当たり前ことですが、その正しい基礎を身につけていないのに、手当り次第何かを試してみる、、、
ありえない話ですね。
調子が悪くなったときは、とりあえず、「待つ」。そして、基礎に戻る。
待てない、基礎が分からない。
それでは、調子がどんどん悪くなるなんて当たり前過ぎます。
普段、慌てないで生活する、慌てないで努力するということは本当に難しいことですよね。
何も努力しないでボーッとしてしまっている人は何も言うまでもなく論外なことなのですが、無計画に努力してしまっている人も時間もお金も勿体ないということに気がついて欲しい。
待てる人は、人生を成功させられる。
でも、私の知る限り、かなりの訓練をしなくては待てる人にはなりません。ただ頑張るのではなく、待ちながら頑張る、、精神的に大人にならなくては無理です。
たくさん練習することよりも、正しく待てるようになったほうが、私は上達がは早いのでないか?と、何千人という人をレッスンしてきて、強く感じる今日このごろです。
会社経営している方、色々と投資している方、他のスポーツでプロフェッショナルになった方、もしくは、人生の色々な局面で何かを成し遂げた方、でしたら、痛いほど分かることなのではないでしょうか?
焦ったり、イライラしたり、落ち込んでしまっている人は、その先には何もないということを、少し待ってみて、心を整えることをおすすめします。
私の仕事は、ゴルゴスイングのレッスンだけでなく、心を整えるのも仕事なので、このようなブログを書いてみることにしたのでした。
焦っていたり、イライラしていたり、落ち込んでいる人は、その心の先には何もないということに気がつかなくてはいけないのです。
心の中は自由なのですから、自分の心をコントロールする。ただ頑張ることと、心をコントロールすることは、全く違うということに気がつかなくてはいけません。
→→おわり←←
2021年05月30日 04:43