2021年マスターズ最終日終了!?

とうとう、とうとう日本人マスターズ制覇を松山英樹選手が達成してくれました。日本のゴルフ界の全ての流れがこれで変わります。これからの世界を目指す全てのジュニアゴルファーにとって、僕もメジャーチャンピョンになれるんだと思えるための道を切り開いたことになります。ゴルフコーチとして本当に松山英樹選手に感謝します。そして2億2700万円の賞金ゲットで今年の賞金ランキング争いにも前進です。
サンデーバック9というのは本当にピンのポジションが全て池の方に設定されるので、いつも見ていてハラハラします。16番のパー3で、2位につけていた ザンダー シャウフェレ選手が池に入れてしまってそこで勝負がつきました。これが真剣勝負です。
マスターズ全体の総括分析をしてみると、初日のグリーンが硬すぎて、松山英樹選手以外の全ての選手が心が折れたしまった、ということです。
誰よりもマスターズに勝ちたい!と思っていた選手が松山英樹選手だった。強い気持ち、何年にも渡っての悔しい思い、そして諦めない。普通の人なら諦めて、挫折するところなのに、松山英樹選手は信じられないほどのタフな精神を持っていて、誰よりもゴルフを愛していた。
きっと松山英樹選手はこれをきっかけにいくつものメジャーで優勝してくれることでしょう。
コーチとして、プロゴルファーとして全のマスターズの選手のスイングを観察していると、強いランの出るパワーフェードが主流だったこの数年のなかで、ドライバーの進化と、スイングの進化で、パワーフェードの先にある、スーパーコントロールドローを皆打ち始めているということです。
コーチとして、プロゴルファーの世界ではパワーフェードが最終的に最強と考えていたのを、改めなくてはいけなくなっているということです。
パワーフェードは安全な最強の球筋なのですが、唯一の欠点が集中力がきれると、右にこすってしまって距離が落ちてしまうところでした。そこで、右にこすり始めることを防ぐために、敢えて少しだけスーパーコントロールドローを散りばめて、スイングのバランスを試合中に保つ、、、最近の距離を伸ばすためのスイング理論を身に着けていくと、パワーフェードを打とうとしても、ドローになってしまう。そのことを逆手に取った、戦略的なドロー。
一流選手達、松山英樹選手の進化は止まらないのです。
私は個人的に、1ヶ月間、松山英樹選手のマスターズ制覇の余韻に浸り続けるつもりです。
あぁー、本当に言葉にならないぐらい、、の感動です。
泣けてきてしょうがありません。
2021年04月12日 07:27