インターネットのレッスンや雑誌のレッスンを見ても何故?上達しない!?
実は、あえて書かないようにしていたのですが、この事について少し説明しておこうと思い、今回のテーマにしてみました。
いつもブログに書いているように、ゴルフスイングというのは、とても複雑でデリケートなものなので、ゴルフスイングを良くするということは、本当に難しいことです。私の過去のブログで、「練習で調子が良いとき程ご用心!?」を読みかしてから、今回の話を見ると、深く理解できるかもしれませんので興味のある人は読み返してみてください。ルービックキューブの写真の時のブログです。
スイングの技術的な要素を書こうと思えば、どれだけでも書けてしまいます。
そして、それを書いたところで、そのテーマがそれを読んだ人にとって、本当に必要なことなのかは人によって違ってきます。読んだ人のゴルフの力量によっては、見なかったほうがいいこともありえるのです。
もし、もともと無意識にできているのに、無意識で出来ていたということを自分が認識していないので、出来ていないと勘違いして、見てしまったスイング技術の解説を一生懸命してしまうことになる。
これは、とても馬鹿げたことです。
なので、インターネットでのレッスンや、ゴルフ雑誌のレッスンを見て練習したとしても、本当に自分にとって意味のあることなのかは怪しまなければいけません。
ですが、見てしまったが最後。見たことが気になって、それを練習してしまう。
1.4秒で終わってしまうスイングのなかに、沢山、沢山色々な要素があるのに、、、
普段の生活のなかで、自分の生活の流れの中で、自分に関係あるかないかという観点で、沢山の情報を選んで取り入れるのか?取り入れないのか?を、皆さんは情報の選択を迫られて生きているのですが、見たこと、聞いたことを全てやる!って、ありえなくないですか?
自分に関係のないこと、自分には合わないことはあえて忘れようとする。これができないと、脳の記憶力の限界を超えて、パニックになってしまうことになります。
「知らぬが仏」
知らなければよかった。だから、忘れてしまおう。と、今までの人生のなかで、このように思ったことは、ありませんか?
せっかく上手くいってるのに、こんなこと知らなければよかった、、と。
レッスンを計画立てて、レッスンを進めているなかで、インターネットレッスンを見てきてしまう人は、とてもレッスンが困難になってしまいます。
計画して練習しているスイングの修整箇所を続けて練習しなくてはいけないのに、余計なものを見て、気になってしまって、横道にそれてしまう。
気になってしまうと納得しないと、元の継続していた必要な練習に戻れない。
なので、レッスンを計画して進めている時に、違うコーチのレッスンをインターネットで見てきてしまう人は一時的にレッスンを中断しなくてはいけない。その気になったことを説明して、そして計画していたレッスンに戻る。
それを繰り返してしまう。
レッスンを進めている最中、たくさんあることのなかから、かなり計算してその人のために絞りだした練習ドリルなのに、
自分で他のレッスンを見てきてしまう人は、かえって迷うだけです。
レッスンを受けている最中は、他のインターネットレッスンや、雑誌のレッスンを見ないようにしてください、と言うのは、せっかく対価を払ってレッスンを受けているのに、自分からレッスンの効果を薄めてしまうことを防ぐためなのです。
どうしても見てしまう人は、それはその人の性格なのでしかたないのですが、レッスンがいつまでたっても進まない、、、レッスンを受けているのに何故?
これからも、もちろん、一流選手のスイング技術や、あるスイングの技術をブログでも、書くこともしていきますが、見たことを全て試してみようとはせず、そういう考えもあるんだな、でも今はうまく言ってるから、頭の片隅に置いておこう、と思って見るようにしていただけたら理想だと私は考えています。
スイングは人それぞれで、自分の目的にあった練習をしていかなくては、上達は望めないことでしょう。
実際の話、私がレッスンの仕事をしていて、上級者から初心者まで、レッスンの内容を決めていくことはとてもデリケートで、大変な作業です。きっと素人の人ではどれだけ計算して話を進めているのかは全て理解はしてもらえない。それでも、信じてもらってレッスンに来てもらう。
レッスンにとても責任感を感じて、私はレッスンをしています。
せっかく、上手くいっていたのに、自分で自分の選んだ、なんとなく見てしまったドリルでスイングを壊してしまう。
ゴルフスイングでも、どんなことでも筋を通すことはとても大切です。
時間をかけて筋を通せた人は信念のある人。
一本道。
色々レッスン動画を見て、脇道にそれていると日が暮れてしまいますよ。
2021年03月07日 16:19