コースでできないことを練習していていいのですか!?
私は日々ゴルフにたずさわっているので、年間の人のやる気の推移を観察し続けています。観察していると毎年必ず多くの人に当てはまってしまうこと、それが、せっかく暖かくなって芝が生えてきたのにも関わらず、それと人のやる気が比例しないのです。
それは何故か!?
冬に頑張ってきたことが、春、夏に成果が出ないからなのです。
ゴルフというのは、初心者のレベルを抜け出すと、コースで成果を確実に上げるのが難しくなってきます。
女性では100あたりのスコアを切り始めた時、
男性では90あたりのスコアを切り始めた時、
ベストスコアを更新する期間が徐々に長くなってくるのです。
人によっては、ものすごい熱量で練習して、たくさんラウンドして、信じられない程のいいスコアを出してしまう人がいますが、それはかなりの投資をしないと無理なことなので、このケースは今回は除外します。短期間にいいスコアでまわれても、それを維持することも難しいことなのですが、、、
週に1回で練習して、コースに慣れれば慣れる程、ある程度は楽しめるようになりますが、ある時期を超えると上達が停滞してしまう。ほとんどのゴルファーがこのことを聞くと、耳を塞ぎたくなるのではないでしょうか?
ゴルフを初めての3年を過ぎてくると、ベストスコアの更新が、、できなくなってくる。
ゴルフというのは、コースで打てるようになる、コースで成果を上げるということが、本当に難しいスポーツです。
練習場で練習していても、
傾斜
クラブの番手選び
アプローチ
パター
バンカー
ゴルフ場の景色に惑わされないようにアドレスする
ミスショットしたあとのメンタル
疲れた時のスイング
ご飯を食べた後
同伴者に恵まれるか!?
本当にコースで勉強して成長することは沢山です。
それを、練習場だけでスイング作りにせっせと励んでいても、傾斜、疲れたとき、ミスショットした後には、練習したことがすっ飛んでしまって、やる気がバッサリ無くなる。
この現象が冬から春にかけて起こりやすいのです。
コースで自分の実力でできること。
自分の実力のなかで、本当にコースで実践できること。
疲れたときににもスコアメークできるスイング。
アプローチとパターとバンカー。
今の時期には、実力に対して謙虚な、実践的な練習をしておかないと、せっかく暖かくなって、芝も生え揃えた絶好の時期に後悔することになるのです!?
ゴルフだけではなくどんなことでも、結果に繋げるということは、ある程度のシミュレーション能力、計画する能力が必要です。
とにかく頑張る!?では頑張った後に結果に繋がらなかった時の反動は計り知れないほどのダメージです。
ある程度、結果に繋がっている時、、練習の成果が出ている時には、難しい練習ドリルにチャレンジしても趣味としてはいいとは思いますが、
ずっと結果に繋げられない練習をしている人!?
この冬から春にかけての時期には要注意です。
実のある練習をするように、実力にあった謙虚な練習ドリルを選ぶことさえできれば、済むのですが、、、
ずっとベストスコアが出ない、練習が楽しくなくなってしまった人は、数カ月プロコーチのレッスンを受けてみることをオススメします。できたらプロまで指導しているコーチが理想です。1.2回のレッスンでは癖は治せませんので、半年、、、少なくて3ヶ月はかかりますが、ベストスコアがでないのであれば、練習代をレッスンにあてたほうが、良いと考える人もいます。やはり、それは人それぞれですが、結果に繋がらない期間が長い人は、よく考えて練習なくては練習代がもったいないかもしれません。
もちろん趣味の楽しみ方は自由です。でもその趣味が、頑張って苦しくてつまらないのなら、どのようにしたら流れを変えることができるのでしょうか?
正しく頑張ることができたのか?
その答えはスコアとして出てしまう。
それが、ゴルフというスポーツなのです。
2021年02月28日 12:16