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ゴルフのジレンマシリーズ:ダフリのミスをしたらダウンブローに打つ!は考えが浅い!?part3

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 コースでプレーしていて、ボールのある所の芝の状況が湿っていたり、枯れていたりすると、経験を積めば積むほど、ミスをしやすいと連想しやすいと考えるようになってきます。


 そこで、一昔前は全てダウンブローに鋭角にボールを捉えるようにしなくてはいけないと解決してきました。

 このような悪条件でダウンブローで打つということは、とても難しく、練習量と、筋力と、スイングリズムがないとできないので、上級者やプロゴルファーしか打てないということが起こってしまっていたのです。

 今では、シャローな浅い軌道でハーフトップ(ボールの赤道付近の上の部分を打つ技術)を打つ方法で、悪いライから乗り切るという解決方法があり、ちゃんと理解して練習すれば、そちらのほうが筋力が無かったり、ゴルフ経験が浅い人でも、楽に楽しくゴルフをプレーできるようになるのですが、
  どうしても、コースで悪いライのときには、ダウンブローに鋭角でなければミスを解決できないと決めつけて練習してしまう。

 もちろん、私はダウンブロー、シャローのレッスンのどちらでもレッスンはできるのですが、楽に楽しくゴルフをしたい人や、筋力が強くない人には、シャローのレッスンをするようにしています。なぜなら、とても練習量が少なくてすむからです。


 ダウンブローだけで練習するようになると、筋力がある人はある程度は、ダウンブローの技術を習得できるようになるのですが、筋力のない人は、結局ボールを鋭角に上から打ちすぎて、直接ボールをクラブヘッドをぶつけられるようになっても、ヘッドスピードが無いので、ボールが高く上がらなくなってしまう。

 ゴルフ歴が長くても、ユーティリティや、フェアーウェイウッドが全く楽に打てないという人が少なくないという理由が、
実は、乱暴なダウンブローにしなくてはいけないというレッスンが原因ということが少なからずも理由の1つになってしまっていると、私はコーチとして思っています。

 そして、ものすごいダウンブローの練習をしてある程度、ダウンブローで打てるようになった上級者でも、ダウンブローのデメリットに悩まされてしまう。

 それが、ドライバーの飛距離が自分の理想の距離まで飛ばなくなってしまうという、副作用なのです。

 飛んで行くときのボールの回転数が多すぎて、その回転数で吹き上がってしまう。

 せっかくダウンブローで打てるようになったのに、ドライバーが飛ばない。

 このようなジレンマに悩まされてしまっている上級者がいかに多いことか、、、

 レッスンを日々こなしていると、練習をどれだけしてもドライバーの飛距離が飛ばないと悩んでいる人が、ダウンブローで打ちたいと言う人に多いということ。

 そこに、昔のダウンブローのレッスンの闇の部分が見て取れるのです。

 ドライバーのテクノロジーが進化しているのに、進化している分だけボールが飛ばせない人が多いのは悲しいことです。

 →→つづく←←
2021年02月12日 16:00

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