2020年 終わりのご挨拶
本年もレッスンにお越しいただきました方々へ、お礼と感謝のご挨拶をお伝えさせていただきます。
今年は、忍耐の年でした。
突然現れた新型コロナウィルスに皆、苛まれ、社会人としてのマナーとして、コミュニティーでのマスクと手洗いを徹底しなくてはならない日々を送ることになりました。
自分よりも、人へ対しての健康と命。
自分のための行動、活動と、人の命との天秤。
命はかけがえのないものですから、その命を守るために日々の生活、仕事、趣味を制限していく努力。
とても大変な決断を常に強いられることは、強いストレスと疲弊をもたらしました。
そのような中で、逆に人が本当に生きていくうえで必要な事を深く考えさせられたことは、人類にとってはコロナウィルスが終息した後の世界へ、きっと大きな意味をもたらすことになったのではないでしょうか?
生きていく為に必要なことは、生きるために必要な食べ物、体を温めるための必要最小限の被服、寝泊まりする場所、そして人と人との繋がり。
人は一人では生きていけません。
生活するために必要なものと、必要のない贅沢。
人が贅沢をしなければ、経済がまわらずに、仕事が無くなって食べ物が食べられなくなる、、
贅沢をするとコロナウィルスを拡めてしまう、、、
どうしょうもないジレンマのなかで、答えを絞り出す。
贅沢をすれば医療機関、医療関係者に多大な負担をかけてしまう。
贅沢をしなければ、経済の毛細血管の隅々までお金が巡らなくなる。
そのなかで、日本の国は1つの答えを見つけ始めているのではないでしょうか?
それは、1人1人が責任感を持って判断していくということができると1人1人にたいして信じること。
ある経済学者が言っていたことが、私には1つの答えなのかと強く思いました。
現実のコロナウィルスの実情と、そのデータを常に国民に見せ続ける。見せ続けたら、それにともないほとんどの人が性善説を実証するかのように、立派な行動をこなしていく。
ごく一部の自分勝手に迷惑をかける人というのは数パーセントにしかすぎない、、
人間というのは腹黒くて、ずる賢くて、自分かってというイメージが全く無いというと嘘になるこの社会に、人間の本当の温もりを感じられなくは無いということを、実感させられる。それが今年の私の感想です。
元々、ゴルフをするということが贅沢なのかもしれないと心の中では、色々な事との比較で迷うこともありましたが、ゴルフで経済が巡るという要素もあることと、
ゴルフをすることそのものが、
マナーを守り、
正直にスコアをつけて、
ミスをしてもうろたえないで前へ進んでいかなくてはいけない、
というスポーツなので、自分の中に規律を作らなくてはいけないという意味ではまんざらでもない趣味だなと、
ゴルフの世界で生きている私にとっては、ゴルフを教える意義を無理やりでも見つけ出して、日々のレッスンを続けています。
勝ち負けの世界のプロゴルファー、
これからプロゴルファーを目指す者、
趣味として全力で楽しんでいる人、
楽しく気楽で十分な人、
これからゴルフを覚えたい人、
私は、それぞれの温度を見極めて、これからもずっと頭をフル回転しなが頑張っていく所存です。
目標を達成した人には次の目標を定めて楽しんでもらう、
目標が達成で来ていない人には誠実に向き合うレッスンを続ける、
目標を立てられない人には自分の目標を見つけてもらえるようにヒントを与え続ける。
そして、プロゴルファーには覚悟を決めて自分の力を振り絞って結果を出せるように厳しく訓練していく。
来年も全力でレッスンをしていきますので、今後とも、吉田ゴルフスクールのレッスンをよろしくお願いいたします。
公益社団法人 日本プロゴルフ協会 会員
吉田誠吾
2020年12月30日 07:23