ゴルフのための筋肉トレーニングの難しさ!?part2
一昔前は筋肉トレーニングをするとゴルフスイングがおかしくなるから、筋肉は付け過ぎたら駄目と言われていた時期もありました。今ではスイングのシステムも変化して、それにともない、かなり筋肉をつけても大丈夫になり、一流選手たちは練習時間より、筋肉トレーニングの方が長くなってしまっています。
ゴルフスイングの分析が進むとともに、ゴルフのトレーニングも進化していったということです。
元々、ゴルフのスイングというのは、動かないボールを打つので、自分自身のスイングフォームによって左右されます。当たり前のことですが、自分のスイングを作り上げていく上で、ちゃんと計算しながら作ったかどうか、そのまま結果になってしまうともいえます。
そんななかで、とても複雑な関節の動きの集合体であるスイングは、スイングをしている時の骨の動き、関節の可動域、を理解していないと完成することはありません。
簡単に言うと、足首、膝、股関節、背骨、首の骨、肩甲骨、肩の関節、肘、手首、指の骨を、
1.4秒のなかで計算して動きを把握しながら、スイングを作り上げていくのです。
アマチュアの方のほとんどが、スイングフォームを完成させることができないのは、全ての骨の動きを知り、スイングをバランス良く作り上げることは、本当に本当に複雑な立体パズルを解くことと同じになります。1.4秒のなかで全ての骨の動きを把握することは、神の領域になるのてす。
そんな複雑な動きのなかで、筋肉トレーニングをする、、、
せっかくバランスを理解してスイングの動きを理解し始めたのに、無計画な筋肉トレーニングをしてしまうと、スイングの感覚が吹き飛ぶのです。
プロゴルファーでも無計画な筋肉トレーニングをしてしまうと、大スランプになって選手生命が終わってしまうことも良くある話しなのです。
では、一体どうすればいいのでしょうか?
私は現役バリバリの選手の時に、スイングの練習をしながら、筋肉トレーニングをしながら、筋肉のストレッチをしながら、パターとアプローチの練習もして、メンタルコントロールのトレーニングもして、、、誰か私を助けてください、わけが分からないです、時間がいくらあっても足りません、、、といつも思っていました。
何も考えないで、ムキムキにするだけでいいならどれだけ楽なことか!?と良く思った程です。
ゴルフをやったことが無くて、筋肉ムキムキの人がゴルフをするとどうなるのか?
ビュッ!と素振りの音はさせられますが、複雑な骨の動きのバランスを感じられずに、深くスイングに悩むことになるのです。
でも、筋肉をつけていかないといけない。
どのように考えて、ゴルフのスイング作りと筋肉トレーニングをしていけば、理想なのか?
少し前まで、誰も日本のなかでは明確に答えられる人はいなかったのです。
丸山茂樹さんが現役を引退をして数年が経ったときに、鈴木イチローさんへのインタビューで、「ゴルフの筋肉トレーニングはどのようにすればいいのでしょうか?結局、私は筋肉トレーニングをするとスイングがおかしくなってしまっていたのですが、アドバイスをください、、」
どうでしょうか?アメリカで成功した丸山茂樹さんでさえ、ゴルフのためのトレーニングが分からなかったのです。
この質問のイチローさんの答えは?
この答えは、このテーマの最後のまとめのときに書くことにします。
少し皆さんも、ゴルフを筋肉トレーニングのことを考えてみて欲しいと思います。
、、、気になりますね、、でも、考えてみてください。
→→つづく←←
2020年12月30日 05:57