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2020年全米女子オープンの総評!?

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 2020年全米女子オープンは渋野日向子選手が大健闘の4位ということで終わりました。キム アリム選手が優勝したわけですが、相変わらず韓国選手の層の厚さを実感することとなったメジャー大会でした。


 この全米女子オープンが開催された、チャンピョンズGCは6731ヤードのパー71という本当に長いコースで開催されたのですが、男性の人からすると、7600ヤードのパー71でプレーしていると考えたら難しさの実感が湧くのではないでしょうか?女子プロゴルファーのドライバー飛距離が240ヤードに対して、男子プロゴルファーのドライバー飛距離は300ヤードなので、6731ヤードというのは、女子プロゴルファーには長すぎるわけです。

 また、今回グリーンの硬さが男子プロゴルファーの試合並みのセッティングだったので、ボールが止まらずにグリーからこぼれ落ちるシーンを何度も観ることになりました。

 ここまでグリーンが硬いと、ドローボールではなくフェードボールでないと、ボールを止めることはできません。

 女子プロゴルファーで、フェードボールで高い球筋を打つためには、やはり体格が必要なので、日本人女子プロゴルファーにとっては、質の高いフェードを打てるようにかるということが課題になってくると、私は思っています。質の高いフェードボールというのは、腹筋と背筋の強さがもの凄く必要とされるので、世界の一流選手の体格がないとなかなか打てる球筋ではありません。

 私が女子プロゴルファーをレッスンする際に、フェードをレッスンしていく際には、必ずトレーニングをしながらレッスンしていくことを大切にしているのですが、そのトレーニング内容はとても厳しいものとなります。腹筋が割れてしまうほどの量をこなしながら、フェードをレッスンしないと、試合では使い物にならないからです。

 今回の試合で、グリーンの左に池があったときに、皆右に大きく外していたのは、ドローを打つと池に入るからです。ものすごいロングパットを打たされていた選手達は、フェードをマスターしていないタイプの選手達だったということになります。

 また、渋野日向子選手が優勝できなかった理由として、防寒対策と、スイング改造が上手くいっていないことが挙げられるというのが私の意見です。

 まず、、あの最終日の服装で気温3度のなかでプレーするなんて、ありえません。本人も寒くて飛ばなかったと言っていましたが、渋野日向子選手は、ビームスゴルフさんにコーディネイトを依頼しているので、ビームスゴルフさんはしっかりと今回のことを反省して、暖かくて動きやすい服を開発していただきたいと思います。

 私もビームスゴルフさんのデザインはとても好きなのですが、着心地がゴワゴワしているので、着たいのに着れないというのが個人的な感想です。プロゴルファーとしては、スイングしやすい服装というのが大前提となるのて、ビームスゴルフさんが世界一流の選手達に着てもらうためには、もっと努力が必要です。渋野選手が薄着をしていた理由はそこなのかな?と私は分析しています。

 あと、、、スイング改造が上手くいっていない理由として、渋野選手の今年のスイングはテークバックからトップオブスイングにかけて、フラットにしすぎて、トップが低すぎると私は思います。

 まるで、10年前流行った男性プロゴルファーのスイングのように見えるので、きっとスイングコーチが少し男性目線でスイングを調整しているのではないかと疑ってしまいます。

 去年の渋野日向子選手のスイングのほうが遥かに素晴らしく、いち早くその時のスイングに戻さなければ彼女は輝きを失ってしまうことになるかもしれません。

 女子プロゴルファーにあのようなテークバックをレッスンしてしまうと、フェードを打ちたいときに、右にすっぽ抜けてしまうことになるということに、青木コーチは早く気が付かなくてはいけません。あのスイングは、男性の筋力がないと完成しません。

 もちろん、アプローチとパターはバッチリなので、スイングを下手にイジらないで、彼女の振りやすいスイングに戻してあげなくてはいけないのです。

 あれほどまでに、アプローチが上手なのに、スイングが良く行ってない、、、本当にもったいないことです。

 3日目、4日目の結果が私の実力と彼女が言っていましたが、青木コーチと渋野日向子選手が早くこのことに気が付かないと、取り返しがつかないことになるということを私はゴルフコーチとして提唱します。

 彼女には、ジョン ラーム選手のコンパクトスイングではなく、やっぱりダスティンジョンソン選手のような高いトップのほうが自然なのではないでしょうか?

 渋野日向子選手が躍動感のあるスイングに戻ることを切に願っています。

 青木コーチ!早く気がついてください!!渋野選手の運命は青木コーチにかかっているのですよ!
2020年12月16日 01:15

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