たくさん練習してはいけない人、してもいい人!?part3
「ただ練習していれば、必ず上達する。」ということは、ゴルフを始めて3年経ってしまった人には当てはまらなくなってきます。
「努力は嘘をつかない。」この言葉を、私は信じていません。
間違った努力は嘘をつきますし、裏切ります。どれだけ練習しても、間違えたことを1万球打っても、あるレベルから、上達はしません。どんどんひどくなって、収拾がつかなくなってレッスンに来る人は数知れず、だからです。
もちろん、正しく努力した者は、努力が報われることは間違いありません。
間違えた努力をしたくない、無駄な練習をしたくないからこそ、一流のプロゴルファーもコーチをつけるのです。
では、上達しなくなってしまった人はどうすればいいのでしょうか?
私が、現役で試合に出ていたときに一番怖かったこと。それは、上達しないことです。毎日練習して、ラウンドして、結果がでない。それを防ぐ為に私がしたことは、とにかくプロゴルファーの側にいること、自分より上手な人とプレーする、そしてコーチングを受けることです。
私は、一人で黙々と練習して上達する自信はありませんでした。自分に才能があるとは思わなかったですし、才能がないならどうすればいいのか?上達が止まることが怖かったので、一人で練習していて間違えてしまわないように、常にプロの目線でチェックしてもらっていました。
たくさん練習しても上達する実感がない人は、そこから一人で練習していても上達をすることが難しくなります。
例外として、信じられないほど練習をやりきれば、上達するかもしれません。毎日休まず練習して、癖を固めきる!!荒行ですね。
まずは、今の気になってやっている練習を辞めて、冷静に自分を分析しなくてはいけません。
正しく上達するために、分析するためには?
それは、
本当に上手な人とプレーしてもらう。
試合や、コンペにたくさん出て、実戦と向き合う。
信頼のおけるプロゴルファーコーチのレッスンを受ける。
これが本当の上達の近道です。
間違えて一人で10万球打っても、スランプはひどくなることでしょう。
そして、一番悪循環になってしまうのは、上級者でもない人のアドバイスを受けることです。上級者の定義としまして、バックティーで楽に70代のスコアでプレーできる人とします。
これは、本当に上手になりたい人は気をつけなくてはいけません。
その、アドバイスを受けた人のレベルまでで上達するのが十分な人は、アドバイスを受けてもいいと思います。でも、いつかは本当の上級者になりたいと少しでも思う人は、アドバイスを受ける人のレベルを見極めることも、自己責任です。
安定したスコアにしたい人は、間違えた練習をたくさんしてはいけません。ゴルフには、アプローチも、パターも、バンカーも、傾斜地も、メンタルコントロールもあるのです。
真っ直ぐに打てるようになりたいと思って、自分でスイングを修正したとしても、ゴルフ場での現場では、3打目からがスコアに直結していることは当たり前ですよね。
ある程度のスコアが出なくなっていて、アプローチと、パターの練習のほうが、結果に繋がりるのに、なぜスイングをメインに、ずっと、悩んでいるのでしょうか?
ゴルフ場にも行かないでスイングだけ悩んでしまっている人は、練習場でスイングを作り上げても、アプローチ、パター、バンカー、傾斜地からはまた別の練習をしなくてはいけないということに、気がつかなくてはいけません。
では、たくさん練習してもいい人は?
どのような状況の人なのでしょうか?
→→つづく←←
2020年08月13日 16:07