スイングの新陳代謝!?
様々な人が、ゴルフを始めてから、たくさん練習して、ある程度悩みながら、それぞれ上達していく。
人によって、練習の量や、ラウンドの回数、体力によって上達のスピードは違うのは、当たり前なのですが、、、ある時期から、全く、、、本当に全くスコアが伸びない、、、飛距離が伸びない、、、
自分なりに工夫して、自分の悪いところを分析してみても、改善の兆しが一向にみられない。
自己流で楽しみきろうと、時間をかけて楽しんできたゴルフだったのに、ギブアップ。
私のところへヒントをもらいに、レッスンにお越しにくる人は、皆さん、真面目で努力家の人ばかりです。 ちなみに、練習していない人は、どうのこうのと言っているわけではありませんので、悪しからず、、自分が納得していてコースに出ていれば、別に、プロではなく趣味としては練習は程々で十分です。
自分で練習していて、伸び悩む理由。
それは、、、練習の内容が良くないからです、、、
誤解しないでくださいね。これからちゃんと説明しますので、最後まで読めば、私のいいたいことは分かりますので。
普段、止まっているボールを、好きな時間だけ、自分のペースで、自分の決めた練習をしている。
その結果が、スコアという数字になり、飛距離という数字になり、ヘッドスピードという数字になってしまいます。結局、普段の練習の内容は数字になって表れているのです。もちろん、趣味としては人と比べるものではありません。あくまでも自分の過去の数字のデータに対して意識しなくてはいけません。自分のスコア、自分の飛距離、自分のヘッドスピードに変化がないのは間違った練習をしているということです。プロゴルファーはもちろん「結果が全て」なので、競い合うのが当たり前なので別ですが。
そして、その普段の練習の内容のなかで、やっている練習がワンパターンになりすぎて、「スイングの新陳代謝」がおこらなくなってしまうと、上達が止まってしまうのです。
普段から、私は全てのゴルファーに提唱していることなのですが、一回の練習で、5個から10個は練習ドリルをバランス良くしてほしいと思っています。
何故なら、スイングはたくさんの要素でなりたっているからです。
ご自身の練習で、「これがなかなかできない。半年は悩んでいる、」と思っている人は、練習のドリルの数とバランスが良くないのです。
もちろん、思いついたドリルをなりふり構わずに、やればいいものではありません。人によって違いますし、プロゴルファーだって、皆、練習の内容は違います。当たり前ですよね。
それを、「私はこういう練習を普段しています。」とプロゴルファーが言っていることを、アマチュアの人達が真似する。これは一番やってほいけない、かなり危険な練習です。
プロゴルファーでさえ、周りのプロゴルファーの話でなく、自分のことを深く分析しているコーチにレッスンを依頼するということは、人は人、自分は自分。と強く思っているからですよね。
プロゴルファーが、他のプロゴルファーと練習していても、「あなたはそういうコンセプトでやっているのね。でも、私には私のコンセプトがあるから、あなたのスイングは参考にならないわ。」と、自分のための練習に励むわけです。
たくさんの要素があるゴルフスイング。それを、くまなく新陳代謝させる。1箇所治したって、もっと別の所も治さなければ、スイングの新陳代謝が起こりません。
せめて、自分にあった、自分のための、練習ドリルが5個以上はなくては上達はしなくなることでしょう。最初は3個のドリルでもオッケーです。ですが、あくまでも自分にあったドリルで、適当に雑誌や、インターネットで拾ってきたドリルをやればいいわけではありませんよ。
なので、私の普段のレッスンは人それぞれ、皆、違うのです。してもらう、練習ドリルだって皆違います。
手前味噌で、どうでもいい話ですが、先週、私の趣味である飛距離アップで新記録がでました。「333ヤード」という記録です。練習場のボールは1割程コースボールより飛びません。コースボールでなく、練習場でのボールで測定しているので、測定機では、少し補正しているのですが、かなり精密な飛距離測定機なので私は信頼して測定しています。
たまに趣味として、全力で飛距離を計測してみるのですが、全身で120%で振るので、計測したあとにスイングが崩壊します。バラバラになります。現役で試合に出ているときには、このようなことはしませんでしたし、試合のスコアのために練習していたので、引退した今となってはどこまでも飛ばしてやろうと、人体実験のごとく、ありとあらゆる飛距離アップを試しています。
そして、バラバラになったスイングを修復するのに費やすドリルは20個以上。修復し治したら、また計測する。「頭がおかしいのか?」と思うほど、これを繰り返すのです。
ですが、何度も何度もビルド&スクラップを繰り返していると、逆にスイングがおかしくなっても、いつでも治せると思えるので、全くノーストレスになってくるのです。もちろん、こんなことはアマチュアの人は真似してはいけません。たくさんのドリルを何千種類とやってきたからそこ、こんなバカげた飛距離アップを私は楽しんでいるのです。
壊して、治して、繰り返す。気がついてみると、「スイングの新陳代謝」がおこっていて、スイングの隅々までリズミカルに振れていることに私は、スイングの奥の深さを、今になって深く理解し始めています。
ビルド&スクラップ。トライ&エラー。七転び八起き。
スイングの1つのことだけ練習していても、スイングの新陳代謝はおこらないのです。
あと7ヤード。340ヤードまで私はスイングを壊して治してを繰り返すつもりです。
やっぱり、ゴルフの楽しみ方は無限大なのですね。
2020年07月14日 05:23