結果に繋がる意味のある練習をするには?!part2
ゴルフスイングというのは、たくさんの動きが連動しているので練習をやっても、やっても終わりがありません。どうすればいいのでしょうか?
ここで提案として、練習をしていく上でのルールを作ってみることです。
生活の中で、やらなくてはいけないことがたくさんある時に、皆さん、どのように優先順位をつけていますか?この優先順位のつけかたこそが、結果に繋げる練習にするためには大切です。
もちろん、腕前のレベルによっても、性格によっても考え方が違うこともあるのですが、
①まずは、調子が悪くなったとしても、とてもシンプルで自然なスイングに戻れるように、基礎練習を大切にする。
②結果に繋がらない時期が長ければ、コースで直ぐに実践できるような練習を積極的に選ぶようにする。
③方向性と、飛距離と、ショートゲームと、コースマネジメントなど、自分のなかで部門に分けて、コースで良くないと思う、部門を客観的に練習する。
④調子がいいのが続いているのなら、少し難しいと思う練習ドリルを試してみる。結果に繋がらなければ、基礎練習に戻る。
と、なんでもいいので自分でルールを作るのです。
なんとなく、練習ドリルを試してみて、前の打ちやすいスイングを忘れてしまった、、という人は、練習のルール作りができていないからと言えます。
私自身、コーチとして、プロゴルファーとしての現在、試合ではなく、楽しくゴルフをしてある程度のスコアでよければ、すごく簡単なシンプルなスイングをいつでもできるようにしています。試合でいいスコアを出すとなると、下半身のトレーニングから始めて、少しのミスも減らせるようにたくさんの練習ドリルをこなします。
ですが、楽しむだけである程度のスコアだったらほとんど練習しなくても、大丈夫です。ちゃんとルールを作ってきたからこそ、迷うことなく楽しいゴルフができるのです。
なんとなく前に飛ばして、なんとなくグリーンを狙って、簡単なアプローチでなんとなくよせる。逆に、少しでもミスしてはいけないとなると、やることが多くなりすぎてバランスよく考えることができません。
練習のルールづくりができているからこそ、自分に合わない練習方法をしてしまったとしても、いとも簡単に、前のスイングに戻すことができます。ルールづくりができていなければ、ゴルフを楽に、楽しくすることは難しいのです。
私もコーチとして、新しい飛距離アップのドリルや、新しいスイングコンセプトを練習で実験していますが、ほとんどがスイングを壊してしまって、調子が悪くなってしまいます。そして、ルールにしたがって基礎スイングに戻すのです。
何百回、何千回と「作っては壊して」を繰り返してきました。そのなかで、利にかなっていると思うことを、無数の組み合わせの中から見つけ出すのです。その実験からと、たくさんのプロゴルファーのスイングを分析することによって皆さんのレッスンにフィードバックしています。
ーーつづくーー
2019年09月28日 15:04