ゴルフのジレンマシリーズ:「腰を先にまわす」という表現のジレンマpart4
私の経験上よく思うことは、簡単に楽しむレベルからさらに上達するには、筋力、体力よりも、「練習の段取り」が上手な人のほうが上達すると感じています。仕事でも、勉強でも、ゴルフでも段取りができない人は、成果はでません。ある程度成果がでる段取りが分かるまでは、段取りを素直に教えてもらう必要があるわけです。
もし、私が別の仕事を始めるなら、流れができている所にいって流れを教えてもらいます。できるだけ、スマートでクリエイティブな流れを持っている人がいたら、私なら、しがみついてでも教えてもらうと思います。ゴルフが上達することを通じて何千回、何万回もトライアンドエラーをして来たことを思うと、教えてもらったほうが効率はいいからです。
私自身もゴルフを始めた最初から、ゴルフのレッスンを受けていましたが、4日間の試合を戦い抜くプロのスキルが知りたくて、欲しくて、次から次へと短期間でドリルを何十、何百と教えて貰いました。コーチから、パープレーで回らさせてもらったときに、限られた時間のなかで、バランスよく練習することの難しさを強く感じました。
スイング中に起き上がってはいけない、でも体を速く回す練習をしなくてはいけない。それを、自分でバランスよく練習できる自信がある人は、上達することでしょう。もちろん、体を速く回すということには、様々な要素があって、その様々な要素でさえもバランスよく練習する必要があるわけです。プロゴルファーもコーチをつけるということは、慌ただしい日常のなかで練習のタイムスケジュールを組んでもらうということなのです。上手くいかない時に投げやりになるところを、言われたことをただやるだけでいいということは、とても楽で、頼りになるわけですね。
そして、とうとう松山英樹選手も「ピート コーエン」というコーチをつけました。きっと、なにをしていのか?分からなくなってきたのだと思います。なにか自分でこだわっていることが強すぎて、次にいけない、、。なにを信じていいのか?わからなくなる。一流のプロ達が皆コーチをつけていることに、目を向けたのですね。
速く振れない人、速く振れるけど安定しない人。練習場に練習に行った時に60分のなかで、練習のドリルを1つだけずっとしていても成長しないということを理解してください。
1つだけのドリルをずっとしていても「過ぎたるは及ばざるが如し」なのですね。バランスよくです!ずっと、「このドリルは難しいね」と何ヵ月も同じことをしている人がいるとしたら、それは意味を間違えて練習してしまっているか、バランスよく練習できていない証拠です。自信をつけていくということは、短期間でできるということを理解していただけたらと思います。
ゴルフが上達するということは、本当に難しいことです。
2019年06月04日 07:38