スイングのテークバックを間違えると、、距離が伸びない!?part2
なぜ、正しいテークバックはどれだけ練習しても理解できないのでしょうか?
敢えて詳しく書くことを、ブログでしなかった理由が今回のテーマで理解していただけると思います。どれだけ練習しても、「テークバック」で悩んでしまうのは、、やはりしっかりとしたスイングコンセプトが無くてはいけません。
上級者の方をレッスンしているときに、鏡の前に立ってもらって、鏡を見ながら、「あなたの理想とするテークバックからインパクトまでを、ゆっくり、スローモーションで私に見せてください。」と、私が言ったとします。そして、実際にボールを打つときと寸分の狂いもなく同じようにできる人は、、全くいません。もし、いるとしたらとんでもないレベルのゴルファーといえます。
ゆっくり鏡を見ながらスイングを作ることができないのは、テークバックから間違えてしまうからなのですが、その理由を知るとスイングが恐ろしいほど難しい要素をもっていることが分かります。ちなみに、体の固さは関係ありません。固ければ固いなりに正しいスイングフォームがあるからです。
私自身あまり動画を撮ることはお勧めしていないのですが、動画を撮りたい人は、まずは、正面と後方から鏡でみて、好きなプロゴルファーのスイング連続写真を何度も何度も繰り返し真似をしてください。寸分の狂いもなくです。体が固い人でも、体が動く範囲のなかで真似はできます。
ここで、気づくことは、ゆっくりで鏡を見ながら立体的に体、腕、クラブ、フェースの向きを、プロゴルファーと同じようにするのは、信じられないほど難しいのです。
風景を写真のように写実するかのごとく、書道のお手本を見ながら全く同じように書き写すように、体全体でスイングをコピーする。その作業を試みないで、動画を撮ったところで意味はありません。分析のしようがないからです。
そして、テークバックからダウンスイングを理解するために、絶対に間違えてはいけないこと!それは、テークバックのためにテークバックをするわけでなく、コースで上手に打てるようになるために、ヘッドスピードをあげるために、繊細なタッチでアプローチするためにテークバックするということです。
アマチュアの方のほとんど、プロゴルファーでさえも、テークバックのためのテークバックになってしまい、スイングのテークバックとダウンスイングでの切り返しで固くなるように練習してしまうのです。
そこで、ブログのバックナンバーでも説明した「フェースのディレクションチェンジ」というフェースの複雑な動きを、ちゃんと理解しなくては一生、本当のスイングを理解することはできません。テークバックからダウンスイングにかけて、意味のあるように、腕、クラブ、フェースの向きをコントロールすることはプロゴルファーでさえも悩みどころとなります。
実際のレッスンで、鏡を見ながら手取り足取り、テークバックとダウンを作ってあげると皆、「えっ!こんな感じなの!?」と言うのですが、鏡に映るスイングはプロゴルファーと同じスイングなので、違和感があっても、格好いいと思えれば直そうとする気持ちが湧き出てくるのです。そして、、じゃあ、私の手助け無しでチェックしてくださいというと、、???できないくなる、、なぜなのでしょうか?
ーーつづくーー
2019年04月20日 12:18