自分にとって有意義なアドバイスを見極める?
よく「素直になって人の言うことを聞かないと成長しない」というようなことが言われます。また、自分のやり方で自分で成長していくと考えている人もいます。これを、ゴルフの上達するということにあてはめてみると、どういうことになるのか考えみたいと思います。
レッスンにお越しいただく人には、
①最初から正しい基本を身に付けて、遠回りしたくない人
②自己流に限界を感じた人
③他のレッスンを受けていたけど、成長の実感がないので新たなアドバイスが欲しい人
④自分なりに楽しめていたのに、人からアドバイスを受けてスランプになってしまった人
⑤とても順調にいっているけど、更なる飛躍をしたい人
と、理由は様々です。ここで問題なのが人からアドバイスを貰ったことがきっかけで調子が悪くなって、それを治すためにまたアドバイスを聞いてもっとひどくなる、負の連鎖が起こってしまうことです。時には、素直になって人のアドバイスを聞いてもみようかと思ったら、スランプの泥沼地獄にはまってしまうことがあります。
何故、このようなことになってしまうというのかというと、、アドバイスを聞く時に、その人のアドバイスの価値を見極められないことで起こってしまうのです。本当に価値のあるアドバイスを言うということは、いい経験をしてこないとそうそう出来るものではありません。アドバイスのレベルを見極めないで、素直にアドバイスを聞いても、アドバイスのレベルに応じてどうなってしまうのかは、冷静に考えてみると火を見るより明らかです。
私自身、頑固に生きていくことよりも、素直に人のアドバイスを聞いたほうがいいと思って過ごしてきました。ですが、アドバイスを聞くかどうかは、その人の「人と成り」を見て、どのような経験をしてきたのかを判断してから聞くようにしていました。慎重にアドバイスを吟味して、自分にプラスになるかどうかは、自己責任なのは言うまでもありませんね。
ということで私の現役時代の頃、 ゴルフの技術に関しては、プロゴルファーのアドバイスしか聞きませんでした。もしくは、試合にたくさん出て、上手な人を肌で感じることを最優先に過ごしてきました。
プロゴルファーや、とてもいいスコアで回るようなアマチュアゴルファーは、あまり人にアドバイスはしないことのほうが多いのはご存じでしょうか?自分自身が様々な経験をしてきているからこそ、上達するのに手間がかかることを知っているので、自分から教えようとしないのです。私のようにレッスンに徹していないプロゴルファーが、皆レッスンをするわけではありません。プロ野球選手や、プロサッカー選手が、皆コーチになる訳ではないということと同じですね。
ということで、普段、皆さんがゴルフを楽しめているのに、闇雲に突然アドバイスをされたときには、ちゃんとアドバイスを見極めてください。素直になるということは、なんでもかんでもそのまま人の言うことを聞くということではありません。
私も普段レッスンしていて、その人に意味のあるレッスンをするということて関しては、とても慎重にレッスンしています。人それぞれのアドバイスをしていくということは、もっともっと勉強しなくてはいけないですし、画一的なレッスンをしていては沢山の人を満足させることなんてできないと自分を戒めて過ごしています。
私が、こうしてブログを書き続けている理由の1つも、皆さんに私のレッスンを受けるかどうか見極めて貰うためです。
アドバイスを聞くときには、その人がどのような経験をしてかたのか?どのような実績があるのか?どのように人を育てているのか?をしっかりと見極めてください。スランプになってしまうのは、それを聞いてしまった自分の自己責任ですよ!
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