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【プロゴルファー、上級者編】プロゴルファーでも悩むスイング中の下半身の使い方?!part4

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なぜ、海外の一流選手達はとても難しいコースで簡単にアンダーパーを出せるのか?それは、スイングそのものの考え方が違うからです。日本のトーナメントを観ていると優勝争いをしている数名の選手は調子がいいという理由で、日本のコースではバーディーをたくさんとることができますが、メジャートーナメントや、海外の距離が長くて難しいコースだとパーオンもできずにアプローチで凌いで、我慢できずにボギーをポツポツと重ねてしまいます。そして予選の2日間が終わると凌ぎきった選手が1人、2人だけギリギリ予選を通過するものの決勝の2日間でもショット力が足りないため、バーディーを取ることができないまま終わるのです。それに対して、海外の一流選手は強力な弓矢を放つように、ティーショット、セカンドショットをいとも簡単に狙っていくのです。アーチェリーの選手がマトを確実に打ち抜くようにです。どれだけ難しいコースでもピンを狙っていく海外の試合はとても刺激的です。

そしてテーマであるスイング中の静かな下半身の使い方が、弓矢の弓を放つときに、解き放たれる弓を邪魔しないようにするようにするということはどういうことをすればいいのでしょうか?それを考えることこそが、体格が日本人選手と違わない、海外の選手達が、難しいコースのなかで、ピンを攻めるということが求められるなかで、性質の違ったスイングを形成していくことを理解できるのです。

本題に入ります。スイング中に下半身を静かに使うということは、インパクトゾーンの前に巨大なエネルギーを作り出すことが必要ですね。「テークバック」から「切り返し」をして「ダウンスイング」に入る時に、筋肉を弓矢の弦のように、筋肉がバネになる要素を最大限に生かすことができれば、後は加速していくクラブヘッドを見守るように、下半身を静かに使うことができるのです。そう、一流のコーチ達はそのシステムのなかで独自の理論を、一流の選手たちにレクチャーしているのです。しかしながら、下半身をどんどん先に回して身体をねじりあげてインパクトの直前まで筋肉の張りを作るという欧米のコーチはほとんどいません。インパクトの時に体がきつくて余裕のないスイングでは精度を上げることができないからです。切り返しの瞬間でエネルギーを作りきって涼しい顔でインパクトゾーンを作るのと、インパクトギリギリまできつい体の使い方をして疲れるスイングをするのとでは4日間の試合のなかでは、精神の疲労度が全く違う訳です。

昔、タイガーウッズのコーチだったブッチ ハーモンは「バンプ」というお尻をダウンスイングで横にスライドするという理論を主張していましたが、今では静かに下半身を使うという考え方でリッキーファウラーにレッスンしています。やはり、考え方が変わっているということを如実に物語っている実例が、「バンプ」という考え方が今ではないということで理解することができます。そして、欧米のコーチたちがどのようにスイング中の下半身を選手たちにレクチャーしているのか?次回、説明していきたいと思います。ーーつづくーー

2018年10月29日 11:03

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