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プロゴルファーとして一流で居続けることの難しさ!?part3

レベルの高いプロの世界では、結果を出し続けることは容易ではありません。横並びの実力の中から飛び抜けるためには、実力や勢いや運も見方につけて戦い続け、自分のオリジナルのスタイルを確立することができたなら安定する時期が出来てくる訳です。その中で、旬な勢いを持っている選手や、実力者である選手と時間を共にすることで、自分に足りないものを見つけることができるのです。日本人選手は欧米のレベルの高い試合にでるとあまりにも全てのレベルが違うので、その違いを埋めることができないと諦めてしまう傾向があります。しかし、欧米の16歳~19歳のアマチュア選手でも、プロに混ざって結果を出すことも良くあるということは、ジュニアの時から揉まれていれば実力はつくということになりますし、石川遼選手も16歳でトーナメント優勝しましたが、そのような選手は世界では当たり前のように毎年生まれてきているのです。石川遼選手も、もっと早い時期にアメリカに行くことができていたのなら、、今現在世界レベルで戦えていたと私は考えています。日本で実力をつけてからということが、世界では石川遼選手と同じ年の選手が世界でメキメキと実力をつけているという現実からみると、良い考え方ではなかったのかもしれません。ピッチャーの斎藤佑樹選手が早稲田大学で4年間過ごした後に、プロに転向したということと同じように思えてしまいます。
また、 イタリア人のF モリナリ選手は小さな体格でも全英オープンに勝ってしまいました。F モリナリ選手を見ていると、日本人の体格でも通用すると勇気づけられますし、逆にやはり技術やスイングそのものの考え方、そしてコースの攻め方が根本的に違うということが露骨に証明されてしまうことにもなりました。
体が小さくても、フィギアスケートのような体の回転のキレや、攻める時は攻めるタイミングの読み、集中力が三昧に達したときのバーディーパットを入れる数、ミスした時のリカバリーは、世界の強い選手と回らないと今の日本選手は強くなりえません。難しいセッティングになると、日本の試合では全然ピンを攻めません。海外の試合では、よほどグリーンが固くならない限りどんどんピンにショットを絡めてきます。そういう視点でゴルフの試合を観戦すると、世界レベルというのはコースマネージメントが攻撃的なのだとわかります。日本人の平均身長、平均体重と変わらない選手もたくさんいるということを踏まえて日本のゴルフ界は成長しなくてはいけないのです。世界で戦って日本に戻ってきている石川遼選手はいち早く世界に戻らないと、輝きを戻すことは難しいことが想像できます。日本に戻ってきて、また世界に行くということは前例はありません。私は石川遼選手を応援していますし、好きな選手の1人です。日本で調整しても、強い選手に揉まれるという考え方ができないと駄目だということに、早く気づけるかどうかが、石川遼選手の復活がの決め手となるのかもしれません。

全身全霊で一流の流れに乗り続けることの厳しさ、そしてその厳しさに揉まれ洗練された姿に私達は、憧れと美しさを感じるのです。どれだけ、お金を持っていても、容姿端麗だとしても、息を飲むような技術を持ち合わせるのには本人の努力しかありません。人生を賭けて勝負する一流アスリートは、儚くて、壊れやすい宝石のようにかけがいのない存在です。少しのよそ見をしないで、最後までリスクを恐れず真っ直ぐにゴルフを見続けられるような選手がもっと日本人選手のなかで誕生することを私は切に願っています。松山英樹選手、小平智選手、畑岡奈紗選手達はリスクを恐れず、純粋にゴルフに向き合えているかけがえのないアスリート達です。ー夢を追いかける者に捧ぐー



2018年10月08日 20:31

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