どれだけ練習しても上達する実感が無い?!Part2
前回のテーマに引き続き、練習しているのに上達しない状況になってしまっていることを、どうすれば解決できるのかを順番に考えていきたいと思います。
癖を固めることによってゴルフはスコアがある程度よくなるのですが、、、ミスをすることにシビアになるタイプの人はそれでは満足出来ずに自分でスイングを変化させようとします。私はゴルフのコーチなので、様々なレベルにたいして、様々なタイプのスイングがあることを理解しています。なので、癖が強いスイングの人でも、ちゃんと利にかなっている癖ならあえて直さなくてもいいとも思っています。もちろん、誰でも綺麗なスイングを作りたいという気持ちを持っていると思いますが、綺麗な体幹の回転を作ってからでないと綺麗なスイングになることはありません。ぶれた回転軸の上にどれだけ腕とクラブの動きを調整しても、体幹の乱れにより全てが不安定になるからです。ちなみに、体幹の回転のレッスンは本当に繊細で、鏡を見ながら綺麗にしていくのは手間がかかります。だからといって、体幹の動きを綺麗にすることを面倒くさがって、クラブの動きばかり気にしていては本末転倒です。
スイングを変えて行くときに、上手くいかなかったときは基本に戻ることと、なぜ変えるのか明確なコンセプトが無くては、上手くいくわけがありません。例えていうなら、基本とコンセプトが無いままスイングを変えるということは、ジャングルのなかに地図とコンパスを持っていかないのと、とても良く似ています。基本とコンセプトは地図とコンパスということですね。スイングを変えてもとに戻せなくなった人は泥沼地獄にいる気持ちになってしまうことでしょう。ーー続く